2025年の12月13日に大岡山キャンパスにて、C++のアプリケーションフレームワーク Siv3D の勉強会を開催しました!
Siv3D 勉強会
Siv3Dのコミュニティには「勉強会」というイベントがあります。このイベントでは、なんと開発者の鈴木 遼さんから直接 Siv3D の使い方や機能などを学ぶことができます。
traP でのゲーム制作では主に Unity が使用されて、Siv3D での開発はあまり盛んではなく、書ける人も少なかったので、traP に Siv3D を布教したい!ということで Siv3D 勉強会を traP で行うことにしました。
勉強会でやったこと
勉強会では、2つのコースを使って Siv3D の機能やC++によるアプリケーションのプログラミングの体験を行ったり、LT会を開いたりしました。当日用いたコース・サンプルは Siv3D の公式ページから閲覧可能です。
前半: オリジナルのダメージ演出を作る
前半ではダメージ演出の実装を通して Siv3D の機能を学びました。
Siv3Dでエフェクトを扱うための機能を用いて、臨場感のあるダメージエフェクトを作るための方法をステップごとに実装しています。
Siv3D勉強会をtraPで実施しました!
— Luke🐈 (@Luke02561) December 13, 2025
今までSiv3Dを使ったことがなかった部員にも触ってもらえてよかったです!
動画は勉強会で作成したサンプルのアレンジと、LT会で流したデモ#Siv3D pic.twitter.com/bHY72lbuV5
サンプルでは数個のダメージエフェクトを出すことに留まりますが、独自にアレンジを加えている人もいました。一度に出せるダメージの数をもっと増やしてみたり、ダメージエフェクトのテスト環境ではなく、HPと撃破演出を加えた実際の戦闘シーンのように作り変えてみたりと、面白いアレンジがたくさん出ていました。
使用されたコースは現在公式ドキュメントでも公開されて、実際に体験できるようになっています

後半: お手本に似せてランダムに絵を描く
後半では、Siv3D を使って画像処理を行い、C++の強みである軽量さを体験しました。コースでは、事前に用意したサンプル画像に対して、それに似せた絵をリアルタイムで描いていくアプリを実装しました。
このアプリはランダムな場所に特定の図形などを描画しながら、お手本画像に似せていくということをします。こちらは前半よりもかなりアレンジが多彩で、別のサンプル画像で試したり、描画する図形を自分で追加実装してみたりした人がたくさんいました。
こちらのコースも公式ドキュメントに掲載されています

ギャラリー
このサンプルでアレンジされた作品を紹介します。








LT会
講習会の最後にLT会を行いました。4人が登壇してくれて、各々いろいろなテーマで話しました。
機械学習無し音声認識を使ってゲームを作ろう! by @TwoSquirrels
機械学習を使わず、母音判別によって弾幕シューティングゲームを実装したお話です。実際にデモプレイも行って、その精度の高さが体感できました。
LT 会でリアルタイム母音判別の話をした! #Siv3Dhttps://t.co/USwMP7TA4E pic.twitter.com/KLzWMOdkz6
— 🐿りすりす/TwoSquirrels🐿 (@TwoSquirrels) December 13, 2025
ゲームエンジン・フレームワークの 選択肢 by @yn
ゲームを作るときに使われるゲームエンジンを言語問わず紹介するよ、という話題です。後半ではSiv3Dがどういった場合に良さそうか、などSiv3Dの使用感を話しました。
ドメインを契約して、ポートフォリオページを作ろう by @enari_K
ポートフォリオサイトを制作して、さらにドメインを契約して実際にそのドメインでページを公開したよ、という話題です。
スライドは SlideShare で公開されています。
冬ハッカソンで使える?Siv3D描画テクニック by @Luke256
勉強会で取り扱わなかったSiv3Dの描画機能の紹介や、それを用いたサンプルのアレンジを行いました。
スライドは SlideShare で公開されています。