この記事は2024年冬ハッカソン1班の参加記事です。

はじめに

こんにちは、𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬こと1班です。私たちは今回の冬ハッカソンでオリジナル楽曲「ユナ (You and)」及びそのMVを制作し、見事に芸術賞を獲得することができました！

本記事では動画のより詳細な内容や制作の様子などについてまとめていきます。

メンバー

2024年春ハッカソン9班の作品に感銘を受けハッカソンで動画を作ってみたいと漠然と考えていたhijoushikiは、再生数爆伸びで話題沸騰の音MAD作者の言により今回のハッカソンの参加を決意。各分野から指折りの実力者を集め、ここに†traP最強の動画制作パーティー†が結成されるのでした。

なお、当初は春ハッカソン9班の動画編集担当であったかりのな君を招き入れる予定でしたが、最終的に都合がつかないということで残念ながら辞退されることになりました。

Music

• 24B masataro

Illustration

• 24B auru
• 24B el

Movie

• 23B hijoushiki
• 24B slime
• 24B ch4tla

作品

記事を読み進める前に、まずは今回私たちが制作した動画をご覧ください。

大切にしまった言葉も　やがて失くしてしまうから

冷たい空気の中　問いかけるのきみに届くように

色褪せたこんな世界では　落とし物も見えないから

沈んでいく太陽を追いかけるの　きみを探すように

明日のことさえ　見えなくなって

ただの繰り返し　抜け出せたなら

本当の言葉もつかめないまま　君と姿をかさねて

二人だけの世界まで　きっと連れて行くから
　
なくさないで　もっと愛してたいから

どこへ行っても　きっとまた会えるまで

思い出して　ずっと歩いて行ける

ずっと一緒ではいられないから

もっと伝えたいことばかりだから

二人だけの世界まで　きっと連れて行くから

なくさないで　もっと愛してたいから

どこへ行っても　きっとまた会えるまで

思い出して　ずっと歩いて行ける

ストーリー

高校生の時雨結那は、過ぎ行く日々の中で漠然とした生き辛さを感じ、本当の自分を見失っていた。周囲の期待に揉まれ、将来への不安に苛まれ、SNSでは理想の自分を取り繕う。純粋さを失った彼女の目に映る世界はもはや色づいていなかった。

そんなある日、結那はふと通りかかった公園で幼い頃の自分と同じ姿の少女の幻影を見る。鮮やかな色を纏い、無邪気に遊ぶその少女。その姿は、忘れかけていた幼い頃の夢と純粋な想いを彼女に思い出させた。

少女との交流を通して、結那はかつての自分を取り戻そうともがくが、現実の壁は厚く、再び絶望に沈む。

そんなとき、鏡の中に少女の姿が映る。涙を流しながら手を伸ばすと、鏡の向こうから少女も手を差し出す。指先が触れた瞬間、少女は鏡を超え、結那を優しく抱きしめた。少女は、彼女の首元のチョーカーにそっと手をかけ、解き放つ(Untie)。束縛から解き放たれた瞬間、少女は彼女とひとつになり(Unite)、そっと消えていった。

気づけば、世界は鮮やかな色に満ちていた。

登場人物

主人公は女子高生の時雨結那(しぐれゆな)です。名前の由来は、今回のハッカソンのテーマである「Unite」からとった「ユナ」に、繋がりを意味する「結」と広がりを意味する「那」の漢字を当てて結那です。また、「時雨」は文学的には涙や寂しさの象徴であるとされ、彼女が持つ虚ろな感情を表現するものとして名付けました。

結那は生き辛さにより世界が色づいて見えておらず、動画内では彼女含め世界全体が色褪せたように描写されます。首につけているチョーカーは彼女が抱えるそういった心の束縛を比喩するものとなっています。

一方、公園で出会った幼い頃の結那は彩度の低い世界に対して色鮮やかに描写され、これは彼女がまだ純粋さを失っていないことの象徴です。また、彼女が今の結那と同じ髪飾りをつけていることで2人が同一人物であることが暗に示されています。

制作の経緯

動画を作ることはメンバーを募った時に確定していたので、今回のハッカソンのテーマである「Unite」「ひろがる」から動画の内容を考えました。

Uniteには統合する、ひとつになる、といった意味があるので、まずそこから「対立する属性を持つ2人が和解しひとつになる」というストーリー案が出されました。対立する属性というのは、例えば光と闇、正の感情と負の感情などです。

次に、「『その2人は実は同一人物であって、物語終盤にそれに気付く』とすれば面白いのではないか」との意見が出ました。このアイデアは全員ドッペルゲンガーで開幕死ぬグループYoutuberから来ており、この展開はチーム内で「えっ俺！？」と呼ばれていました。

しかし、同一人物であると気付くきっかけは何故か、2人が分裂するきっかけは何か、どうして相手が自分だと最初に気付けなかったのか、などなど、well-definedな設定を考えるのに難航し、最終的に「えっ俺！？」だけ没にして今回の「自分(非純粋)と昔自分(純粋)がひとつになる」という内容に落ち着きました。

その後、「Unite」と「Untie」のスペルが近いことから「心のしがらみの象徴であるリボン(最終的にはチョーカに変更)を解いて(Untie)からひとつになる(Unite)」という案が出たり、もう一つのテーマである「ひろがる」を回収するために「最後に色が広がっていく」といった案が出たりすることで現在の形に収束しました。

映像解説

動画だけでは伝えきれない詳細な設定や表現の意図を解説します。

イントロ

担当：ch4tla

ハッカソンが始まってmasataro君が超速でイントロ部分を上げてくれたので、一番最初にこの部分を作り始めました。が、最後までいじってたのはこの部分です。

やったこととしては、いい感じの背景を二値化、疾走感を出す謎のパーティクル、UIっぽい何かを配置して情報量を増やす、タイトルを強調して配置、ってだけです。個人的にはUIっぽい部分はもっと凝れたなぁと思います。

ちなみに背景は深夜に品川を徘徊してた時になんとなく撮影した写真です。

こだわりポイントとしては、イントロは基本的に同じ画面が続くので、イラストの邪魔にならず、かつ見る人を飽きさせないように、ちょっとした動きを常に入れていることです。イントロをよく見ると、ほぼすべてのオブジェクトが動いています。

他には入りの部分では、インパクトを出すために画面が開くだけでなく謎のレーザー光みたいな演出を入れています。
中央の円環がUIの一部になっているのも映像のつながりを感じられて〇ですね。

この部分も見ている人を飽きさせないためにカメラやイラストの位置を変え、タイトルとイラストをより強調・イラストを線画に変化させることでつながり残したまま大きく変化させています。

自分の担当パートではイントロだけでなく、全体的につながりを意識して作っています。例えば、カメラが右に出て行ったら次は左から入ってくる、といった感じです。
これはかなり基礎的なことですが、それ故とても重要なことだと思います。つながりが切れているように見える映像は、見ていて"なんか気持ち悪い"感じがするので、かなり意識していました。
初心者なので、最低限見ていて気持ちいいものを作ろうと考えていました。

Aメロ

担当：hijoushiki

解説

Aメロは結那が夕暮れ時の教室でうずくまっているシーンから始まります。彩度が低くノイズが走っているのは、彼女の目に映る色づいていない世界の表現です。また、教室の隅で窓から差し込む光に丁度隠れるようにうずくまる姿を机の脚越しに映すことで彼女の心の陰りと束縛を表現しました。

教室の3Dモデルは31040様の「教室と机といす 改」のMMDステージをお借りしました。今回hijoushikiが作る映像で使用する3Dモデルは入手の容易さからニコニコ動画にあるMMD用のpmxモデルをお借りしています。

教室のシーンの後、場面は下校する結那を乗せた電車の中へと移ります。電車の中というのも一つのミソで、例えばエヴァンゲリオンでよく見られるように電車は情景描写の上で特別な意味を持ちます。ここでは夕暮れ時に誰もいない電車の中で一人うずくまる姿を描写することで彼女の哀愁やノスタルジーといった感情を表し、また自分の意思で動かすことができない電車に揺られる様子は彼女の虚無感やどうにでもなれといった感情を暗に示す形になっています。

その後カメラが動き、丁度太陽が沈まんとする街の様子が映ります。分かりにくいですが、ここでは歌詞に倣って本当に太陽の高度を少しずつ下げていっています。更に、結那が乗る電車の線路はこの太陽の沈む方角へと伸びているので、まさに「沈んでいく太陽を追いかける」構図になっています。この後、電車を降りて家への道を歩く途中でBメロの公園を通りかかるという風に繋がります。

なお、街の3DモデルはMMDステージとしてはとても有名なSkyBlue様の「空色町」をお借りしています。ニコニコ動画を嗜む方なら一度は見たことあるのではないでしょうか。しかしながらBlenderのライティングの力によりまるで別物のようなものすごい絶景になりました。

制作風景

Bメロ

担当：slime

ストーリー

下校中、公園で幼いころの自分の幻影を見てどきりと胸が鳴る結那。驚いて鞄を落とし、世界が色づいて見えたあの頃の自分にすがる思いで手を伸ばすと、過去の自分が手を差し伸べてくれて…

このパートは発表当日に5時間ほどで作ったパートだったので、とりあえずシンプルな編集で魅せるような構成を意識して作ってみました。
具体的には界隈曲っぽいリズムのビジュアライズ？を意識して円や四角、直線や三角を組み合わせて白黒基調で構成し、後のサビで世界が色づくシーンとの対比を狙ってみたりしました。

↓こういうやつ

あとは、動画構成を考えるうえで見る側の視線を意識してみたりしました。
百聞は一見にしかず。

↓

あとこれとか

↓

周辺ボケ光量なども使って見る側の視線を誘導することをちょっと意識しました。
こういう細かいところって見やすい映像を作るうえで結構大事だったりしますよね。知らんけど

このあとのシーンチェンジ結構気に入ってたりします。

鞄が落ちた衝撃で地面を形作っていた線が回転していって線が通過した部分が次のロリの自分に手を伸ばすシーンになっていくってやつです。
たぶんこのシーンチェンジ、うまい編集のやり方があるんでしょうが、徹夜中で納期に追われていた僕はゴリ押しで塗りつぶしクロマキー【MAD作者向け】をシーン（AviUtlの方の）にかけてゴリ押しました。ちょっと重かったです。斜めクリッピングとか使えばよかったかな。

このあと、ロリの自分が手を差し伸べてくれるシーンは「君と姿を重ねて」って歌詞だったので文字通り「姿」を重ねてみました。こういう歌詞で遊ぶやつ僕は好きです（告白）。
JK主人公の方は水色（#00bfff）、ロリ主人公の方は黄色（#fcee23）がテーマカラーだとのことだったので、JK側に水色の「姿」、ロリ側に黄色の「姿」を置いてみました。
サビの二人の立ち絵ではJKが右奥、ロリが左手前にいたので手の配置もちょっと寄せてみました。
重なってる部分にはごまかすためにレンズフレア置いたんですけど、シーンチェンジにちょうど良さそうだったので光らせて次のシーンに繋げました。まあエモくなったしok牧場

サビ

担当：slime

このパートは手を繋いだ幼い頃の主人公と今のJK主人公が手を取り合うことで、かつての夢に溢れて見えたこの世界を思い出すっていう内容になってます。なので鮮やかな編集を心がけてみました。
このパート、一番最初に作ってたんですけれども、だらだら作ってたら他のパート作る時間が無くなっちゃったんですよね。まあそれだけ凝ったレベルの高いパートが出来上がっているんでしょう。

このパートはシーンこそ変化が無いものの、色々細かい編集を仕込んでみました。

まず情報量を盛るための画面枠！泡！後ろでリズムに合わせて広がってく円のやつ！適当に解説します。
なんかうねうねしてる画面枠はとりあえずディスプレイスメントマップとTurbulentを使いました。この枠を左上と右下に鎮座している青いやつの奥側に置きたかったんですが、カメラ制御の中に枠を突っ込むとカメラが動くたびに枠の大きさとか位置とか変わっちゃうので、そのへんはシーン使ってゴリ押しました。
泡はtimさんのやつに虹色グラデーション（timさんのやつ）を使って作りました。我々動画編集者たちはtimさんに命を握られている…
広がってく円のやつは普通に一個作るのはとても簡単なんですが、これをランダムな位置に複数個置くのって面倒ですよね。ここで登場しましたrikkyさんの拡張パーティクルRです。この冬墓期間は半分くらいの時間こいつに苦しめられました。まあ使えるようになれば多分編集の幅が広がりますよ、とだけ言っておきます。
あとは世界が明るく輝いて見えるような雰囲気を出したかったのでライトリークを作ってスクリーンで合成してみました。大体これの通りに作りました。

ここのテキストアニメーション、愛をなんとなく強調してみたんですが、これ多分誰も気付いてないエモポイントがあって、

なんと愛の文字が二人のお手々に重なっているんです！エモエモですね～
それだけです。

このへんのカメラが引いてぼやけてからの一気に寄ってコマ落ちかけてテキスト出す流れは個人的に結構気に入っています。
これはみんな大好き【Kyoro】さんのこれを参考にしてみました。

間奏

担当：hijoushiki

解説

幼い頃の自分と出会ったことでかつて自分が持っていた夢や純粋さを思い出した結那。間奏ではそれによって彼女が一時的に希望を取り戻し、そこから再び転落するまでを描きます。

最初の机がずらりと並ぶ回廊は先の経験によって回復したメンタルの象徴で、MVにありがちな空間と言えばそれまでですが、明るく幻想的な世界になるように作りました。曲に合わせて中央から大きく広がる四角によって躍動する彼女の心を表現しています。

そしてこの回廊、実は秋葉原の電気街のモデルを使用しています。ちょうどGIGOやビックカメラがあるあの辺りです。

というのもPLATEAUという国土交通省主導の日本全国の3D都市モデルの整備・オープンデータ化プロジェクトがあって、そこで日本都市の正確な3Dモデルが無料で入手可能なのです。なのでこれを利用すれば街などを簡単に作ることができます。ここでは試しに使ってみようということで、その中でも平坦で一直線に道が続く場所としてアキバを選びました。

しかしここで流れが変わり不穏な空気が立ち込めます。教室を背に立ち尽くす結那。その後ろにはこんな一文が書かれています。

U NEED INSPIRATION TO EXCEL
(心動かないお前に成功なんざできるもんか)

世界が色づいて見えないというのはつまり、この世界に起こる様々な事象に対して心動かされず、つまらなもの、どうでもいいものとしか認識できないという状況です。彼女は幼い自分と接することで回復の兆しが見えていましたが、所詮は一度出会っただけ。それで心を縛るものが完全に解けることはありません。

そんな中で投げかけられたこの言葉。銃口は確実に彼女を捉えています。それは、現状を打破しようともがく、心動かぬ「人でなし」の彼女を抉るには十分なものでした。(ちなみにお気づきかもしれませんがU NEED INSPIRATION TO EXCELは頭文字を並べるとUNITEになります。これ上手くないですか)

瓦礫が散乱し空気が赤黒く染まる中、顔を塗り潰された結那が一人うずくまっています。この空間は彼女の精神世界を意図しています。彼女の精神は荒んだこの世界のように限界に近づいているのでした。

ステージはyoukan様の「wire_stage8」をお借りしました。ちなみにこのシーン、hijoushikiが開発最終日の朝4時くらいに間奏のアイデアが思いつかなくてやっつけで作った場面なのですが、想像以上に出来が良くて結果的に今回作ったものの中で一番上手くできた自認のシーンになってしまいました。

制作風景

Cメロ

担当：ch4tla

イントロぶりです。Cメロは心を閉ざしてしまった結那が、過去の自分に心を開放してもらう、という今作屈指の名場面になっています。なので、解放のシーンとの落差を作るために入りは抑えて作っています。
最低限の見ごたえを確保するために、背景や画面脇に情報を足したり、文字色が服と被って見づらいので白のドロップシャドウを入れたりという細かい工夫をしています。

さて、この謎の白丸は何だったのかと思っている人がほとんどだと思います。これ、実は波紋なんです。

これは白丸の直前のシーンです。主人公の目と歌詞の「ら」の間にご注目ください。

そう、涙なのです！！！彼女は決して心動かぬ「人でなし」ではなかったのです。心無い言葉には傷ついてしまう、いたって普通の女の子なのです。

その後、主人公がふと鏡を見てみると、そこには昔の、何事にも囚われず、ただ自分らしく振舞えていたあの頃の自分がいました。

かつての自分は鏡から飛び出し、結那を優しく抱きしめます。そして彼女の縛り付けられた心を開放——UNTIE——するのです。
この部分にはまさかのアニメーション付き！！！auruっちには𝓑𝓘𝓖 𝓛𝓞𝓥𝓔を...
ちなみにアニメーションのコマ数に合わせて、次のシーンの入りもコマ数を減らしています。

このストーリーを、は過去の自分がチョーカー（自分を縛っているもの）をほどく、という行動で表現しています。
これに合わせて映像でも、抱き着く（UNITE）→ほどく（UNTIE）となるようにモーションを入れて表現しました。このUNTIEというアイデアは01班一番のおしゃれポイントでした。
個人的にはUNTIEをしっかり強調したつもりなのですが、周りの反応や班員からのコメントを見るにインパクトが弱かったようです。反省。

ラスサビ

担当：ch4tla(前半), slime(後半)

引き続きch4tlaです。ラスサビは今作一番の盛り上がりポイントなので、イラストを生かしつつ情報量を盛りました。音声波形は毎秒派手に動くし背景に使っても違和感ないしで情報量を盛るのに超便利ですね。なので困ったら音声波形を多用してしまってます。反省。

この最後の八小節が作ってて一番楽しかったですね。
ここはとにかく盛り上がり重視で、派手な演出を目指しました。
「なくさないで」の！と愛の周りに散らした○×がお気に入りです。

ピンク色の「愛」が四角形とともに出てくるのはslimeっち製作のサビとのつながりを意識しています。
この部分の各文字の入退場には特に力を入れました。n周してください。

どうもslimeっちです。また会いましたね。ラスサビの後半を作りました。

このシーンではJK主人公が幼き頃の主人公を抱きしめると、光となって二人が「UNITE」するという展開になっています。とりあえず幻想的エモエモ編集っぽいのを心がけてみました。

このパート、実は僕が作ったパートの中でも飛び抜けて編集中重かったパートで、たった4小節のエンコードをするのに30分ほどかかってしまいました。（これのせいで最終発表遅れかけた）
というのも、これAviUtlで重いと言われている発光、閃光、グロー、カメラ制御の他にも、画面外y座標3000あたりから無数に飛び出すパーティクルなど、ありとあらゆる重い編集を結集させているんですよね。おかげでうちのノートPCのAviUtlさんが何度も落ちたりしてしまいました。流石にこれからはデスクトップの方に環境移して動画編集するようにしようかな…

あとはこことかのテキストの出し方をちょっとサビのとこに寄せてみました。（ch4tlaっちが愛のとこ寄せてきたから真似した）
ラスサビはサビとは違って主人公がかつての自分を取り戻すということで、一応サビと対照的な点も作りたかったのでカメラは引きながらテキストを出してみました。
サビのときはカメラが寄ることで二人のつながりを強調した反面、ラスサビはカメラが引くことで広がっていく世界を表現してる、みたいな（後付け）。エモいですね。

アウトロ

担当：ch4tla

イントロと対称的な構図になるように作りました。基本の要素と流れは同じで、イラストとカメラ移動の向きだけ変えています。

クレジットを表示するシーンで、今までチーム名BIG LOVEを表示していた部分がCREDITSになっていたのに気づいた人は何人いるのでしょうか。地味にお気に入りポイントです。

最後は個人的に好きな映像である楽曲のビジュアライザーとともに感謝の気持ちを述べて終了です。

「みんな、ユナを見てくれてありがとう。」

「結那も、自分を愛せるようになったよ。」

感想

hijoushiki

便宜上のリーダーです。Aメロと間奏の動画を担当しました。

いやあ、これはものすごいものが作られてしまったなぁ……曲も神、イラストも神、映像も神と、自分のチームながら辟易としてしまいます。間違いなく今回のハッカソンで最も美しい作品でしょう。共に制作してくれたメンバーの皆には頭が上がりませんね。やはり凄まじい技術をお持ちのようだ。

ところで、私が愛してやまない音MAD界隈では近年映像のインフレが起きていて、映像中にBlender等で制作された美しい3DCGが当たり前のように使用されるようになってきています。私も界隈の端くれとして映像技術を向上させたいと思っていたので、今回は個人的挑戦として担当箇所の映像を3DCGメインで制作しました。まあ3DCGといってもモデルを用意してカメラを動かした程度ですが、結果的にはストーリーを上手く反映した良い映像に仕上がったかなと満足しています。

実は冬ハッカソンが始まる少し前に動画制作者としてのメンタルを病んでしまっていたのですが、今回自分でも驚くような美しい映像が作れて少し自分に自信が持てたような気がします。やっと他人に胸を張って見せられる映像が作れた……

ただ、個人的に私の推しであるかりのな君と映像を共に作れなかったのは唯一心残りではありますね。今後もし機会があれば彼ともハッカソンで合作をしてみたいものです。

最後にもしよければYouTubeの動画の方に高評価やコメントをお願いします。私たちが嬉しくなりますので。それではありがとうございましたm_(.)_m

slime

Bメロ、サビ、ラスサビの動画編集を担当しましたすらいむと申します。

念願の冬ハッカソン一週間限界動画制作を無事に終わることが出来てほっとしております。
というのも、冬墓で動画を作るという話、実はだいぶ前の春あたりから立っていた話で、もし僕が動画制作を冬墓まで続けていたら動画制作班として冬墓に出よう、という話が非常識さんとあったんですよね。
非常識さんのことが大好きな僕はウキウキして冬墓を待ち望みながら動画制作を続け、冬墓期間が近づいて非常識さんに猛アプローチを仕掛けることによって冬墓への参戦を果たしました。

この冬墓期間によっていろいろな知見（ほぼ拡張パーティクル）を吸収することで圧倒的成長を果たすことができ、出来上がった動画も個人的には満足いく仕上がりで良かったと思います。
ただ、ハッカソンの初日、徹夜での個人的な音MAD制作。あんなことはするべきじゃないですね。おかげで数日間死んでました。あれがなければもっと余裕持って動画編集出来たと思います。反省。

まあなんにせよ、一週間でこんな最高の動画を作れたのはチームメンバーのおかげです。どうもありがとうございました。くぅ～疲れましたw これにて完結です！

ch4tla

今回の冬ハッカソンで初めて映像作品の製作をしました。イントロCメロサビ前半アウトロを担当しています。

映像制作自体は前から興味があったのですが、実際に世に出る作品を作ることはなかったのでいい経験になりました。

映像編集の経験値はほぼなかったんですが、気合とインプット数と気合とデザイン経験値と気合で頑張りました。
なので自分ではかなりいい出来だと思ってました。
思ってたんですけど...やはり世のMVと比べると浅さが丸見えですね。そら１週間で初心者が作ったらそうなるわ！！って話なんですけど、どうせ作るなら遜色ないレベルでと思っていたので悔しいです。

ただ映像制作自体はとても楽しかったので、また映像作る機会があったら再チャレンジしたいです。特に今回は派手（モーションとかをいっぱいつける）なパートが少なかったので、次回以降はもっと派手派手な映像を作りたいです。

ともあれユナには僕たちが一週間でやれる限りのことを詰め込んだので、ぜひ一度見てみてください！
それではまたどこかで。

el

主に女子高生の主人公のイラスト・キャラデザを担当してました、elです。

イラスト担当2人で2分半の素材を賄うこともあって、中々骨が折れましたが、やりがいあり成長ありの良いハッカソンでした。
ストーリー・キャラクター設定の構想の段階から、メンバーのアイデアが止まらず本当に楽しい共同制作でした。
最高のチームメンバーに恵まれて最高の作品が完成し、感謝感激です。

また映像制作したいな、、、。今度はLive2Dとか使ってみたいですね。

auru

キャラデザ、アニメーション、イラスト４枚の制作をさせていただきました。

動画を制作するということで素材の枚数が非常に多くなることは覚悟していましたがストーリーを複雑に設定したこともあり、実質10枚を一週間で仕上げなければならなかったのは今までに経験したことのないもので大変でした。ですがその分早く描く方法を学べたので、大きな成長が得られました。

描いてて自分の絵の見栄えがするのか不安になっていましたが、編集担当が一週間とは思えないようなクオリティで映える編集をしてくれたので感動しました。

このハッカソンを経て動画作りに俄然興味が湧いてきたので今後も何か動画関連で関わっていきたいなと思いました。

この最強のチームでハッカソンを組むことができて非常に満足です。ありがとうございました。

masataro

音楽を担当させていただきました。

１週間という短い期間でしたがなんとか完成できてよかったです。
イラストも動画もものすごいクオリティーでチームメンバーに感謝しかないです。
自分の曲に絵、動画をつけてもらう、という本来なら有償でやってもらうことをただでやってもらって、ハッカソンという企画自体にも感謝です。

曲に関して、まだまだ自分の中で納得できない部分も多く、悔しい気持ちもありますが、少しでもチームのためになってたら嬉しいです。
引き続き精進します。ありがとうございました。