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2024年12月30日 | ブログ記事

VALORANT Campus Summit を振り返る 〜Reach the Summit〜

こんにちは!たけのひとです。この記事は 年末の代表ブログリレー3本目です。

昨日の記事なのですが…。

帰省で日本にいなくて、やらかしました。4日目ですが3本目になります……!

今日は3月頃に開催された VALORANT の学生大会の話をしようと思います!

って言ってたら日本時間また24時を回ってました。ごめんなさい…!

自己紹介

この記事は技術系以外の人にも送るので、ちゃんと自己紹介をします。

VALORANT Campus Summit ってなーに?

VALORANT Campus Summit (VCS) は学生だけで開催した VALORANT の学生の大会です。裏では esports campus summit (ecs) という団体が動いていて、組織としてちゃんと立派な思想があるんだけど、僕にはよくわからないので下っ端目線で団体をちょっとご紹介!
早稲田の VALORANT サークルの代表の方が中心となって始動した団体で、明治・慶應・日大を始めとした、たまにツイートに流れてくる学生大会でも見かける強豪校が集まった団体です。ゲームタイトルは VALORANT を中心にしつつも様々なものに手を出していく予定みたい。
団体の内部は役割・チームに分かれていて、例えば自分なら「大会企画」チームと「大会進行・運営」チームに所属し、他に「広報」「渉外」「クリエイティブ」「配信」の各チームが存在しています。Playoff 当日のスタッフだけでも 20 人以上が参加していて、割と大規模な団体です。

そんな ecs で自分が担当したのは大会の設計とルールブック周りの作成、そして本戦の会場スタッフ(+技術トラブル対応・選手誘導)。
このブログでは自分がよく携わった予選の部分と初めて携わった本戦の「オフライン大会のスタッフ」の話をします。

企画〜大会予選

予選は、「頑張った」の一言に尽きます。スイスドロー形式の予選フォーマットを僕が強く推して採用し、13 校 16 チームによる 2 日間 7 試合のサバイバルマッチを開催しました。
僕の予選での担当は ①大会の企画・設計(みんなで) ②ルールブック作成 ③Discordサーバーの用意 ④当日進行 あたり。逆に自分が担当してないところを挙げると、例えば 大会全体の統括・配信まわりの進行・広報・渉外対応・デザイン などなど…。予選当日は 5 人 + 部屋建て&録画 6 人という人員で行いました。
折角のブログなので、どういうこだわり・思いがあってスイスドローを選んだの?って話をします。

スイスドローってなに?

先にスイスドローってなに?って話をしましょう。スイスドローは参加者が一定数対戦をするけど、全員と対戦するのではなく毎回「戦績が同じ人」が相手になるようにマッチングして、勝利数が多い方が上位、という形式です。

スイス式トーナメント - Wikipedia

割と TCG とか でよく見るフォーマットです。最近だと League of Legends の世界大会でも VALORANT の国際大会でも採用されるようになってきました。

なんでこんなフォーマットを採用したの?

割と VALORANT ユーザーにとっては馴染みのない形式です。実は僕がかなり強くおしてこの形式を採用するに至ったのですが、一体なんでこんな形のものを採用したんでしょう。その理由は、一言でいうと、僕はあんまり総当たり戦の予選も、シングルイリミネーションも好きじゃないからです。

予選の形式を決めるまでの話ですが、オフラインでやる決勝が4チームだけ参加する、という話と参加予定チーム数が 16 というのは最初から決まってたので、どうやって16チームから4チームを選ぼう?という話になります。

よくある形式が、4チーム1グループに分かれて、総当たりをして1位が決勝に行くというフォーマットです。

僕、この形式あんまり好きじゃないんです。だってグループ分け次第で当たりのグループと外れのグループができるじゃないですか。1チームしか勝ち抜けないのに、実力が1位と2位のチームが同じグループに入っちゃったらどうするんです?って気持ちです。冷静に確率 1/4 ですよ。決勝大会が優勝候補不在とかちょっと嫌じゃないですか。

実際は、運営するときに運営の手でちょっと調整することが多いです(優勝候補のチームだけバラけさせるとか)。が、学生チームの実力なんかわからないのでこの方式はちょっと取りづらい…。

8チーム1グループにして、上位2チーム勝ち抜けって形ならまだ良いですけど、総当たりやると後半戦が消化試合みたいになっちゃうんですよね。総当たりの悪いところ。トーナメント形式を採用してもいいですけど、できればもうちょっとみんなに試合数も積んでほしい…!ということで、スイスドロー形式を採用しました。

スイスドロー形式の欠点は大きく2つあります。1つは「ルールの形式が若干わかりづらいこと」、もう1つは「運営がめちゃくちゃ大変」なこと。これは運営するときに注意しましょう。

「ルールの形式が若干わかりづらい」について詳しく話しておくと、勝利数が同じチーム同士のタイブレークのつけかたが分かりづらいです。「対戦相手の平均勝利数(=対戦相手の強さの平均)」

VALORANT だと割と「取得ラウンド数差」でタイブレークの順位をつけることが多いので、スイスドローだとそうじゃないってのがかなり取っつきづらそうでした(実際に質問が何回か来てた)。

「運営がめちゃくちゃ大変」な方は、全チームが同時に試合進行して、毎回運営が結果を集めてマッチングを決める必要があるのですごく手間なのですが、それはもう僕の運営力でカバーです。

大会を自動化しようぜ〜って話

ここからは運営の話に入っていくのですが、結構チャンネルの準備とか対戦の準備って温かみのある手作業で行われることが多いです。例えば参加する各チーム用にテキストチャンネル・VC チャンネルを作成するのですが…。

これ、各チームのチャンネルとロールを作って、参加メンバー全員にロールをつけて…ってやるので、結構時間がかかります。16チーム参加するので、大体メンバー数でいうと 90 前後(サブメンバー・コーチも居たりするので)。全員ミスなくロロールつけるのだるいっすよね。

ってことで自動化しましょう。(前々記事でもやったくだりです)

例のごとく、完成したものがこちらになります。

GitHub - Takeno-hito/ecs-bot: Esports Campus Summit 用 Bot
Esports Campus Summit 用 Bot . Contribute to Takeno-hito/ecs-bot development by creating an account on GitHub.

これで、ロールの付け間違いとかをする心配もなく、めっちゃ楽に全員ロールをつけることができました。こういうのをすっと書けるのが、プログラマーの強みですね。

ちなみに、これ作ったんですけど間違った Discord ID を提出されるケースが多くて、結局ある程度は手作業でつけました。(去年のタイミングだと name#1234 の形式と間違える人も結構多くて…。あとハイフンとかアンダースコアが記入されてるけど実際は入ってないとか、Riot ID と間違えるとか、色々)

あとは Dice BOT も作りました。お手軽。

実は奇数回目/偶数回目で色を変えてたり…。VALORANT のアタッカー・ディフェンダーカラーです。

予選準備で他にやったのは、Discordサーバーの整備とかルールブック作ったりとかですね。ルールブック、きちんと作ろうとすると意外と面倒で大変でした。VCJ のルールめっちゃ参考にした。

当日は結構うまく進行できました。スイスドロー形式に対する評判は上々だった一方、やっぱ分かりづらいって意見も少しあったので(勝利数が同じなのに進出できるチーム・できないチームがあったので、すこしそこで揉めたり)ちょっと形式は考え直したいですね…。

決勝

決勝は ASH WINDER eSports ARENA さんで開催しました。会場こんな感じ!すごい!

会場の手配とか準備とか、当日運営とかはまじで運営の主催の人たちが頑張ってて、僕は割と雑用係でした。実際にオフラインに出場した選手の人たちの熱気を感じられてめちゃくちゃいい体験でした!ただちょっと足引っ張ってて申し訳なかったな…。

決勝の方は、自分が撮った写真を何枚かだけ共有して終わりにしようと思います。

選手控室。個室をそのまま流用
控室入口の看板。データを事前入稿するとこのディスプレイに移せる内容を変えられます。すごい
キャスターさん用のバインダー
暇すぎて休憩時間中にアイス買ってた。おいしかった

Next...?

なぜ今更こんな話をしてるかというと、次の大会を企画してるからで……?

色々やろうとしています!報告できることがあったら Twitter で流れるかも?お楽しみに〜


次回の担当は Takeno_hito です!お楽しみに

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この記事を書いた人
Takeno_hito

22B 「たけ」 基本的にゲームばっかりやってる怠け者です。SysAd班とゲーム制作が主

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