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2023年10月15日 | ブログ記事

TTPC2023運営記

はじまり

昨年に引き続きTTPCをやりたいねという話をnoya2やpotato167と喋り、去年はtatyamに負担をかけすぎたため運営タスクを分散しないとなとなります。そこで、ebi_flyが運営タスクを引き受けることでTTPC2023を進めていくことになりました。

作問陣招集

7/22あたりに昨年の作問陣discordやtwitterで作問陣の募集を開始しました。

スケジュール

大体以下のような感じでした。当初予定していたスケジュールよりも遅れてしまったので、余裕がない感じになってしまいました。

問題案を出す・評価する 7/30 ~ 9/7
問題選定・準備作業割り当て 9/7
問題準備 (writer の作業) 9/7 ~ 9/24
問題準備 (tester の作業) 9/24 ~
コンテスト本番 10/14 13:00~

Discord

ロールを振り分け、見れるチャンネルを制御することで外部の人を入れることができるようにしました。これがかなり良くて、オンサイト先の人との意思疎通がかなり楽にできました。

話題毎にチャンネルを作ることで、情報を整理し見返しやすくしました。

TTPCの作問陣は活発に作業通話をしていました。何気ない会話から問題が生まれたり、困難が解決されたりしたので、作業通話は開催に大いに貢献していたと思います。

作問体制

おおよそは去年と変わらないです。この記事が参考になると思います。

GitHubのissueで問題を提案してもらい、問題評価はスプレッドシートに自分の思う難易度と評価(出題したい度)を記入するスタイルです。この方法だと提案された問題の管理が楽で議論もしやすいです。issueが出されたらdiscordに通知が飛ぶようにして問題の提案を把握しやすくしました。webhookを使うと簡単にできるのでぜひ。

問題評価については、考察だけして評価することが大半を占めていたため難易度推定がうまくできていなかったという反省があります。

問題選定会

問題選定会は9/7にしました。今年は30個の提案がありましたが、その中から16問を選びました。

問題順を前から3問は難易度順、それ以外はランダムであることもこの日に決定しました。

作問作業

作問陣のほとんどが去年で作問作業を経験しているため、スムーズに手を付け始めることができました。進捗が芳しくない人もでてくるので、適宜尻を叩いたり確認を取ったりしました。なんとか間に合わせました。

解説

AtCoderに置く文字の解説とオンサイト会場で使用する解説スライドを作成しました。解説スライドが171枚になって「コンパクトにしないとやばい!」と何度も言うことでなんとか1時間に収まりました。懇親時間を確保できてよかったです。

AtCoder

お問い合わせフォームからTTPC2023を開催したいということを伝えました。

少し前にDDos攻撃について話題になっていたため、事前に使用するipアドレスを伝えたのですが、複数のipアドレスが運用されていたため、伝えていたipアドレスとは異なるipアドレスが使用されていました。それによりip banされAtCoderにアクセスできなくなってしまいました。申し訳ございませんでした。

オンサイト会場

オンサイト会場はメルカリさんに提供していただきました。ありがとうございます。

オンサイトをする上で、考慮すべきこととしては以下のようなものがあります。また、下見はできるならした方がいいと思います。理由としては、本番のイメージがつくことや細かい部分の確認ができるからです。

名札の作成

オンサイトといえば名札が配布されると思います。デザインのできるかみじにお願いをし、作成していただきました。去年の反省で両面に名札を印刷したのですが、裏返りなどの心配がないためかなり良かったと思います。

コピー用紙に印刷するのが一番楽なんですが、クオリティーを上げるために印刷場に行って†いい感じ†の紙に印刷しました。その分お金もかかりますが、喜んでもらえたのでよかったです。

Twitter

いままでは、なぜかTTPCのTwitterアカウントを持っていなかったので作りました。属人生の高いアカウントでの情報発信では投稿が埋もれたりその人をフォローしないとダメだったりであまりよくない気がします。

Twitterアカウントを作って運用したおかげでip banなどの緊急時の対応やその周知ができたのではないかと思います。

運用していた人がポンコツ(私です)でハッシュタグを毎回忘れていたので公式アカウントなのにハッシュタグが全然ついてないです。

当日

受付、司会進行、会場設営など何かと人が必要になるので、作問陣には全員来てもらいました。全員の協力もあり無事終えることができました。

まとめ・反省

オンサイト運営、作問のマネジメント、その他雑務など裏方っぽいことは大体やりました。

やってみた感想としては、外部とのやり取りの多い全体のリーダーと作問陣内部でやることの多い作問のリーダーは別の人がやった方がよいです。全部を抱えるとタスクが爆発して大変なので、外部とのあれこれとは独立な作問に関しては他の人に任せたほうがよかったなと思います。

逆にオンサイト運営は最初、別の人に任せていたのですが外部とのやり取りが多く、意思決定が発生するため大体リーダーが関与しなければならず、大変でした。どうするのがよかったんですかね。

知見を残すことは大事なので、ちゃんと記録を残しておきましょう。このブログを見るとわかるんですが、今年できたのは去年のtatyamの知見があったおかげです。知見を残す(宣言)

最後に

コンテスト運営は大変ですが、自分の作った問題を解いてもらえたり多くの人と交流できたりと楽しいこともあるのでぜひやってみましょう。

参加記書いてくれると嬉しいな!

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この記事を書いた人
ebi

競技プログラミングが好きです。

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