新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。情報工学科3年のnari(@_n_ari)です。
入学式や講義を通じてこれから同期の友人を作る時期かと思います。
同期の友人がいると分からないことを聞きあうなどできるので学生生活には欠かせない存在でしょう。
さて、現実世界ともう一つの交流方法として、インターネットが使われるのは周知の事実でしょう。
特にSNSは近年は大流行しており、その中でもTwitterは重要な情報発信・情報収集のツールとして使われています。
東工大でもTwitterをしている人は多数いるため、気軽に先輩方にお話を伺うことも可能です。
しかし、人が集まる場所というのはトラブルが起こりやすいもの。
この記事ではTwitterをこの春から始める人に向けて、Twitterを使う際に注意すべき点を10個ほど挙げます。
中には被害者になるだけではなく加害者に加担することになる点もあるので気をつけましょう。
1. 相手を思いやる
Twitterには非常に様々なユーザーがいます。
同じ学生だけでなく、社会人、さらには海外の人が一斉にTwitterに集まっています。
そうなると当然文化や思想、育ち方の違う人がいます。
さらに相手の顔が見えないSNSでは相手がどのような人でどのような状態にあるかが現実に比べて非常に伝わりづらいです。
そうした中で安易な感情に任せた発言は、相手を傷つけることがあります。
基本的には相手を思いやってリプライや発言をすることが大事です。
もちろんTwitterの使い方も人それぞれです。
重要なことだけたまにツイートする人もいれば、一日に数百もくだらないツイートをする人、R-18な電車の中で見るのがはばかられる画像ツイートを常時大量にRTする人などもいます。
そういった人を単純に拒絶するだけで済ませること無く、そういう人もいるんだと理解してあげることが大事です。
2. 鍵アカウント
Twitterにはツイートを非公開にする機能(鍵アカウント)が存在します。
これはフォロワー以外の人が自分のツイートを見られないようにする機能です。
これは非常に便利なもので、個人情報の流出を未然に防ぐなどの利点があります。
しかし、鍵アカウントは必ずしも情報が流出しないとは限らないことに注意しましょう。
鍵アカウントと公開アカウントがリプライをし合う場合、鍵アカウントのリプライは第三者には見えませんが、公開アカウントのリプライは第三者から見えます。
すると鍵アカウントのツイート内容が推測できるなどがありえます。
本当に大事な情報のやり取りはダイレクトメッセージを利用したり他のSNSと使い分けるなどしましょう。
また公開アカウントを使用しているユーザーも、鍵アカウントのツイートを外部に漏らすなどは絶対にしてはいけません。
3. 情報の拡散
公開アカウントの場合、ツイートはどのようなものであれ第三者に見られます。
ですので、例えば個人情報(や個人情報が写り込んだ画像)やモラルに著しく反したツイートは控えましょう。
個人情報が流出すれば、それを悪用されたり、いたずらに使われたりなどの被害に発展する可能性があります。
また、モラルに著しく反したツイートはリツイート等されると一気に見知らぬ第三者に拡散され、大量の批判を受けることがあります(炎上)。
Twitterは楽しく利用すべきですが、ツイートする内容には注意しましょう。
4. 情報の真偽
Twitterは情報が拡散しやすいということもあり、嘘の情報が流れてくることも多くあります。
どれが正しくてどれが誤っているかをひと目で判断するのは困難です。
明確に嘘だと分かる場合はリツイート等で情報を拡散するようなことは控えましょう。
情報の真偽を確かめるには、そのツイートについたリプライを見たり、Google検索を活用したりしましょう。
また、自分の発信した情報が後で誤りだと分かる場合もあります。
情報を発信する場合は情報源を確認し、誤情報を流さないように注意を払いましょう。
5. 著作権・肖像権
一般に、作品は商品には著作権が、顔写真には肖像権があります。
これらの権利を侵害した場合、違法と判断される恐れもあります。
これはTwitterも同様です。
例えば他人のツイートを無許可で丸々コピーしてツイートする(パクツイ)行為は基本的にはアウトです。
他にも他人の描いたイラストを無許可でツイートに添付するのも基本的にはアウトです。
ただしこれらには一部例外があり、パクツイであれば仲間内のネタや定型文と化したもの、適切に引用したものなどはほぼセーフです。
イラストに関しても本人に許可を取れば問題ないです。
一部では「フリー素材」や「ご自由にお使い下さい」など、無断で使われることを想定したイラストなども存在します。
最近ではアニメのスクリーンショットやマンガの一コマなどをツイートに載せることも多く見られます。
これについては著作権侵害でいえばグレーですが、コミュニケーションの一環として使われており、やや許容されているように思われます。
6. ネットスラングには気をつけよう!
インターネット上では独特な文化が発達していることがあります。
2000年代は2ちゃんねるが流行し、その後ニコニコ動画、Youtubeなどが流行りました。
Twitterにもそういった文化が例に漏れず流入しており、度々目にすることがあります。
ネットスラングとはそうしたインターネット上で使われるスラングのことです。
ネットスラングの中には使いやすさから大衆に受け入れられテレビで聞くようになった言葉もあれば、普通の人が聞いたら全く意味の分からない言葉などもあります。
その中でも、意味を知ってる人からすれば誹謗中傷となり得るようなものや汚い言葉も多数存在しており、知らずに使うと人間関係を壊すことに繋がりかねません。
他人が使っていて、違和感を感じたり、どういう意味か分からなかった場合は、安易に意味を推測して使うのではなく、Google検索するか知人に聞いておくのが良いでしょう。
7. アプリ連携
Twitterとは関係ないツールでツイートができる、などというボタンを見かけることがあります。
これはアプリ連携と呼ばれる機能で、Twitterを開いてツイートをする、ということをしなくても、そのアプリケーション内からツイートができる、という機能です。
例えば、ニコニコ動画では、現在見ている動画をスクリーンショット付きで簡単にツイートできるボタンがあります。
しかし、アプリ連携をする相手が善人だけとは限りません。
もし悪意のある人が作ったアプリケーションだった場合、ツイートする権利を奪われることになります。
すると、フィッシングサイトのリンクやスパムなどをツイートされてしまうこともあります。
こういったスパムアプリはTwitter上で流行しています。
最近だと「何人にブロックされているか分かる」というアプリケーションを騙って、アプリ連携させ、「このアプリすごい!」という内容のツイートをすることでさらに拡散させるようなスパムが流行りました。
つまり信頼しているユーザーでもスパムに乗っ取られている可能性があるので、アプリ連携を要求される場合は細心の注意を払いましょう。
アプリ連携はTwitterの設定から解除することが可能なので、万が一引っかかってしまった場合はすぐに解除しましょう。
8. 乗っ取られちゃった
アカウントが乗っ取られて、知らないツイートがある!ということがあります。
疑うのは次の4点です。
アプリ連携
前述の通り、アプリ連携をするとツイートをする権利を渡していることがあります。
悪用されていると気付いた場合はすぐに連携を解除しましょう。
パスワード流出
推測されやすいパスワード、短いパスワードの場合、悪意のある人間が当てて勝手にログインできてしまいます。
また他のサービスと同じパスワードを利用していて、そのサービスのパスワード(が暗号化されたもの)が流出すれば、当然Twitterのパスワード(が暗号化されたもの)も流出します。
不正なログインがあるとTwitterからメールが届くこともあります。
身に覚えがない場合はすぐにパスワードを変更して下さい。
パスワードを変更すると全てのTwitterログイン状態がリセットされるので、安心です。
また、パスワードの他に携帯電話にパスコードを送信することでログインする二段階認証というものもあります。
これを使うとより安全です。
友人を疑う
パソコンを開きっぱなしでトイレに行ったり、スマホのパスワードがバレていたりしませんか?
その場合、いたずらで勝手にツイートされていることもあります。
害はありませんが、一応気をつけましょう。
ちなみにこういう現実での干渉をしてパスワードを盗み取るハッキングの手法も存在します。
そんな人が近くにいるとは思いたくありませんが、重々気をつけておきましょう。
記憶にない
アルコールを摂るなどして記憶がない状態でツイートしたのかもしれません。
もちろん記憶が無くなるほどの状態でツイートをしている場合、判断がつかないため、危険なツイートをしていることもあります。
お酒はほどほどに。未成年飲酒はダメ、絶対。
(注意喚起)未成年の方は飲酒が法律で禁止されております
(´・c_・`)— nisizaki (@nisizaki) 2017年4月3日
9. 依存しすぎない
Twitterは慣れると非常に便利なツールで、「他人とつながっている」という感覚を得られます。
それゆえ人によっては非常に依存しやすいツールでもあります。
常にTwitterを開き、寝る直前までTwitterを見ている人もいます。
生活リズムを崩しすぎず、Twitterとの付き合い方はほどほどにしましょう。
いわゆるツイ廃(Twitter廃人)の人も東工大には多くいます。
彼らは重度の依存者ではありますが、Twitterに関してはかなり詳しい上、情報を多く持っていることもあります。
フォローするのもありかもしれません。ただしツイートが多いのでタイムラインが追えなくなることも……
またこれはインターネット一般に言えることですが、ずっと画面と向かっていると身体を悪くしたりすることがあります。
適度に休憩を入れてストレッチをしたり、外出したりするのが良いでしょう。
10. 楽しくやる
Twitterはあくまでつぶやくツールです。
絶対有用な情報をツイートしなきゃいけないとか、そういうことは全くありません。
自由に使って良いものです。
事件に関わるような過度に危険な使い方をしなければ全然だいじょうぶです。
ぜひTwitterを使いこなして、友人と交流したり、新しい友人を作ったり、情報収集に励んだりしてください。
おまけ
東工大で生活するにあたってフォローすると若干便利なアカウントをいくつか紹介します。
@nisizaki
https://twitter.com/nisizaki
東工大の5類の人です。
そこそこ大学関連の情報や、情報工学関係のツイートをします。
多くの東工大生がフォローしており、また逆に多くの東工大生をフォローしています。
なのでフォロー欄からたどって他の人をフォローしたりするのもありかもしれません。
@tokyotech_jp
https://twitter.com/tokyotech_jp
東京工業大学公式Twitterアカウントです。
情報の伝達が遅いこともありますが、重要な情報が流れてくることもあります。
研究に関するツイートやイベント情報をツイートすることもあるのでフォローしておくと良いでしょう。
@titechcoop
https://twitter.com/titechcoop
東工大大岡山キャンパスの生協の公式Twitterアカウントです。
食堂や購買でのセール情報などお財布に優しい情報が多数流れてきます。
@gakuseiKuramae
https://twitter.com/gakuseiKuramae
東工大に入学する際に蔵前工業会に入りませんでしたか?あれの公式Twitterアカウントです。
新入生向けイベント(無料!)など、様々なイベントの開催情報をツイートしています。
新入生向けイベントは4月13日にあるのですが、豪華賞品のあたるビンゴ大会が行われたりご飯が大量に置いてあったりと
非常に嬉しいイベントになっているので、ぜひ行くと良いと思います。
http://www.kuramae.ne.jp/topics_detail25/sinnyuuseikangei.html
それでは、楽しい学生生活をお送り下さい。
明日からはtraP新歓ブログリレーということで、多数のブログ記事を執筆いたします。
ぜひ @traPtitech をフォローして記事を読んでくれると幸いです。
https://twitter.com/traPtitech