こんにちは。19Bの@mazreanです。普段はSysAd班でtraP Collectionというアプリケーションの開発・運用などを行なっています。
この記事ではISUCON 12本戦の際に部内チャットアプリtraQ内で行っていた実況をまとめていきます。
当然ですが、競技開始後は参加チームは全く反応を返しておらず、予選落ちした自分が外から見れる点数などの情報を元にほぼ1人で話す形となっています。寂しかった…
終了後に聞いた参加していたチームの当時の状況と比べたりしていくので、外からの推測と内側の実情の違いあたりを見て楽しんでいただけたらと思っています。
traP関連の参加チーム
まず、実況をまとめていく前に前提知識としてISUCON 12本戦にtraPから参加したチームを書いておきます。
- NaruseJun
- メンバー全員がtraP OB。
- 穢翼のリーメス〜星空を超えて〜
- メンバー全員が現役traPメンバー。
- ISUCON 11の運営メンバー。
- ISUCON 10には「がんもどき」として参加しているため、実況内ではよく「がんもどき」として出てきます。
- 織時屋
- メンバー全員が現役traPメンバー。
- ISUCON 11の運営メンバー。
- xxRARxx
- メンバー全員が現役traPメンバー。
- 穢翼のリーメス〜星空を超えて〜、織時屋の次の世代。
- #!analog
- メンバー全員が現役traPメンバー。
- xxRARxxと同じく、穢翼のリーメス〜星空を超えて〜、織時屋の次の世代。
- FetchDecodeExecWrite
- メンバーのうち1人がtraP OB。
実況
9:56 問題発表時
競技開始前なので本戦参加メンバーもいます。
10:00 競技開始直後
本戦参加メンバーが消え、自分1人での実況になります。
まだ点の動きもないため、Youtube Liveを見ながら問題発表の動画をもとに適当に問題内容の推測をしています。
10:20~45 チーム紹介
紹介スライドを見ながらワイワイしています。
theorem
意味を頑張って読み解こうとする様子。時間的に最後の定理の意味を読み解くところで止まってしまった…
終わった後に整理してみると
- メンバーはdpforest、mokemoko、sorao
- メンバーは全員某R社に所属していたことがある
- 予選に5回参加して、2回通過している(確率なので、10回参加して4回通過もありそう)
- ISUCON 12以降のどこかで必ず優勝する
- 実際に優勝して証明します!
と言う感じな気がします。
穢翼のリーメス〜星空を超えて〜
4時間以上かけて画像を頑張って生成している様子を見ていたので、結局かぶってしまったの悔しがっていそう…
終了後、穢翼のリーメス〜星空を超えて〜談
「クオリティどう考えても一番だっただろ。特に後悔はない。」とのことでした。
10:55ごろ
序盤のボトルネック予想 1
開始から55分後。点数が動き始めたので点数の変化を見て、ボトルネックの大きさの予想をしていました。
この時点だと、初期スコアが1k点以下程度、1つボトルネック取って8k~10k点、2つ目か3つ目を取って15k点越え、ぐらいの予想をしています。
11:00ごろ ISUCON 12予選参加記が予選ブログ賞受賞
Youtube Liveで自分のISUCON 12予選参加記が紹介されて喜んでいる様子。
紹介された記事はこちらです。
こういう紹介・作問者からの公表・賞があると参加記書いてよかった、と言う気持ちになり、参加記書いてよかったと言う気持ちになれるので、できればぜひ続けていただけるとありがたいです。
11:05
序盤のボトルネック予想 2
参加記の紹介で中断していた序盤のボトルネック予想の続きです。
穢翼のリーメス〜星空を超えて〜 が心配
1時間たっても点数が初期スコアから動いていないので、計測の設定などで何かハマっていそうな予感がし、心配になります。
織時屋が順調
織時屋が順調に点を伸ばしているのを見て。
11:20
NaruseJunが頭1つ抜ける
NaruseJunが20k点以下に密集している段階で、40k点という数字を出しましす。
穢翼のリーメス〜星空を超えて〜 が心配 2
開始から1時間半近く経ったこの時点でも初期スコアから動かないので、初動で詰まっている可能性が高まり心配になります。
そのころの穢翼のリーメス〜星空を超えて〜
実は、別に沼っていたとかはなく普段から1時間は計測できるまでにかかるそうです。
その間、@ryohaと@sapphi_redがコードリーディングをしており、特にそこまで苦しい状況にはなっていたわけではなかったらしいです。
11:35
焼肉ジャンボチキン(traP外)が40k点に乗ります。
状況整理
この時点での状況をざっと整理しました。
点の伸び方考察
点数変動をみて、崖の形、ボトルネックの位置を考察している様子です。
11:50
NaruseJunが50k点到達
NaruseJunが一気に10k点増えて50k点に乗ります。
12:00
takonomuraさん
takonomuraさんが1位グループの少し下にいるのが気になっている様子。
自分の中で、ISUCON 10本戦辺りでダッシュボードの凍結後に点が伸びて1位になっていた印象が強く、takonomuraさんが1位少し下にいる=不穏という印象があったりします。
12:20
FetchDecodeExecWriteがつらそう
初期スコアからほぼ伸びていない状態で、かなり大変そうに感じます。
穢翼のリーメス〜星空を超えて〜の点が急上昇
最初1時間半ほど初期スコアで止まっていた穢翼のリーメス〜星空を超えて〜が30kまでスコアを伸ばしており、安心します。
密集地帯の上昇
点が11:30辺りでは10k ~ 20kに固まっていたのが、34k ~ 40kあたりに固まっている状態に変わってきているっぽい、と考えます。
織時屋が心配
34k辺りでそれなりに長い時間止まっていたため、少し心配になります。
そのころの織時屋
30k辺りで止まってたとき時はご飯を食べていたらしいです。言われてみると確かにお昼時ですね…
その後は、2台~4台構成にしようとして止まっていたそうです。大きめの実装をしていた、という予想はあながち間違いではなかったようです。
12:30
NaruseJunが70k点超える
NaruseJunが強い…
13:00
NaruseJunが90k点超える
昼を食べるために目を離していた間にNaruseJunが90kまで点を伸ばしています。
13:49
NaruseJunが160k点まで伸ばす
NaruseJunが空に羽ばたきます…
14:20
上位層が100kに到達し始める
NaruseJun以外のチームも100kに到達し始めます。
織時屋、70k到達
35k辺りで止まっていた織時屋の点数が70kにまで伸びます。
NaruseJunが200k到達
強い…
15:20
織時屋、108k到達
2位争いをしているグループに追いつきます
16:20
NaruseJunが300k到達
点数の伸び方からみるに、そうそう100kから300kまで跳ねることはなさそうなので、failさえしなければNaruseJun優勝は間違いなさそうだな、となっていました
2位グループの密集地帯が150kに
残り時間とNaruseJunの点の伸び方を考えると、200k辺りで最後の2位争いになりそう、などと考えていました。
織時屋、穢翼のリーメス〜星空を超えて〜が2位争いグループに
一時は上位グループから離されていた織時屋、序盤の出遅れを急速に巻き返していた穢翼のリーメス〜星空を超えて〜が2位争いに食い込みます。
17:00 ダッシュボード凍結
ダッシュボードが凍結され、外からは点の動きが見えなくなります。
FetchDecodeExecWriteの急浮上
かなり苦しんでいるように見えたFetchDecodeExecWriteがいつの間にか2位争いに食い込んでいることに気が付きます。
2位争いが大混戦
2位争いに絡める160kあたりに多数のチームが固まります。
ダッシュボード凍結時にこの状況は見ている側としてはものすごく面白かったです(競技者は心臓に悪かったと思いますが…)。
状況の推測
2位争いに絡んでいるチームは再起動試験対策している時間なさそうですね…
18:00 競技終了
競技時間が終わり、出場チームのメンバーが戻ってきます。
各チームどんな感じだったかなど、わいわいして終わりました。
詳しくは各チーム参加記を出してくれると思うのでそちらをご覧ください。
織時屋
#!analog
穢翼のリーメス〜星空を超えて〜
悲しい…
終了後の感想
外から見ていても非常に楽しい大会でした(来年は競技者として本戦にいたいですが…)。運営の方々、本当にお疲れ様でした。
また、終了後の疲れている中で当時の状況の確認、記事のチェックに協力してくださったtraPから出場したチームの方々も本当にありがとうございました。