こんにちは。春ハッカソン18班のdan_dan、logica、orioritu、karoです。
部内春ハッカソンに創作系で参戦しました。
成果物
1週間で制作したものをそのまま公開していますので、見苦しい点があるかもしれません。
ストーリー
パソコンにログインしたら、いきなり箱庭の宇宙に引き込まれたあなた。
そこには現実はあり得ない星が浮かんでいる、冷たい空間が広がっていた。
母星(Mother Star)の望遠鏡を通して
水の星 ---> 火の星 ---> 風の星 ---> 土の星
を観測していたら、突然どこかから声が聞こえてくる。
「私は宇宙を観てる。あなたは何を観る?」
その声はどこからなのか。誰なのか。果たして自分は何を観ているのか。
その答えは、宇宙の旅へといざなわれたあなたの想像次第。
制作のはなし
……と壮大な設定を立てましたが、時間的な制約がやはり厳しく、ギリ出せるレベルで最終発表に持ち込みました。
メンバー
18班 "Stargazers"
- @dan_dan / 20B / 総括, 映像編集
- @logica / 20B / 音楽
- @orioritu / 22B / 3DCG
- @karo / 22B / 3DCG
テーマ決め
プログラム人材が1人しかいなかったので、グラフィックで何か作れという運営からのメッセージだと解釈し、Music Video を作ることにしました
テーマは「あい」「ゆう」を含む必要があり
「I」 C 「U」niverse
で「あい」と「ゆう」をカバー
「I See Universe」×「Icy Universe」
でいい感じに表現できるんじゃねとなりました
過程
- 曲を作る
- BPMと長さが決まった
- あとは @logica のセンスに任せた結果、なんかすごいmp3ファイルが送られてきました
- 星を作る
- 今回は22Bの3DCGの勉強を兼ねているので、オリジナルの星をいくつか作ってもらう流れになりました。こちらもとてもいい。
- 一部はBlender側で自転を表現してあります。
- 映像を作る
- 3Dで作られる素材はあまり多くないので、展開に合わせて文字や図形を適当に動かす作業。
- AviUtlの効果を組み合わせててんやわんやしています。
結果
最優秀賞を頂きました🎉
ついでに部員から桁違いの「エモい」スタンプがつきました。
若干未完成とはいえごり押せたのと、作品のすべてを数分で吸収できるので、多少有利だったかもしれない。
反省
絵コンテを描け
期間の半分くらいでようやく文書化された(というより、音楽側の展開に合わせる形になった)
テーマから想像できる展開を早めに摺り合わせをしたほうがいい
デッドラインの見込み
3DCGは書き出しにクソ時間が掛かる&エラーを吐きやすいので、作業は土曜日中に終えないと間に合わない最初の班が発表し始めてから、動画のほうのエンコードを開始した
こだわりトーク
曲
@logica
- BPM 190、速い
- 静かな部分を抜けて一気に世界が広がる部分は、シンセの音にかなりこだわった
- オクターブ上を重ねて、甲高い笛みたいな音を混ぜることで宇宙感を増した
- 間の4つの星を巡る部分は、実は上で鳴ってるメロディが同じ
- いかに1つのパターンから雰囲気の違いを出しているか注目してほしい
映像
@dan_dan
- see や Icy の要素をやや取り入れつつ、全体的には星空メイン、サイバー気味の映像にしました。が、だいたい適当な尺稼ぎに徹してしまう。
- 素晴らしきフリーフォント「Mechanoarc」を使いました。
- 曲が最高で、テンション上がりながらの作業でした。
- 展開は、画面で最初にいくつかの星が見えている、そのあと望遠鏡の登場で光が差し、膨大なユニークな星が観測できるように……というイメージです
3DCGのはなし
機械類に関して
@orioritu
- 望遠鏡のモデリングを頑張った
- 組み立てのモーションを作るつもりだったが時間切れとモーションのタイミングがわからずに断念。
- 随所にGeometryNodeを用いている。幾何的な対称性が高いもののモデリングにはうってつけである。またキーフレームなしでアニメーションを組めるので比較的柔軟にアニメーションを作れるように思わる。
他の星
@karo
- blenderの知識を一から詰め込んだ
- カメラワークやレンダリング前の設定確認の段階を踏まずにレンダリングする羽目になったのでしっかり時間をとるべきである。
- コマンドプロンプトからblenderを5個立ち上げレンダリングした。サンプル数5、1830フレーム中約1250フレームが5時間程度で出力できた。もっと高速化できる気がする。(RTX3080 i9 10900F Cycles)
- 19Bの3DCG専門家に助けられた
- icy universeがテーマということで氷っぽい要素になりうる素材を多用した。
- 四元素の雰囲気をいかに表現できるかにこだわった。
総括
ハッカソンはtraPの名物行事で、1週間でなんらかのモノを作り上げることを目標としています。ただ、元々プログラム人材が多く、アプリやゲームをつくるうえで、おまけでデザイン・曲の役割がある……という編成でした。
今年度はたくさんの創作人材が入部してくれたこともあり(良い流れ!)、プログラムを書かない班が2つ現れています。もう片方は19班さんで、イラストメインの動画「華麗なる U.F.O」を制作、芸術賞を受賞しています。
さて、1人不足状態でのスタートから、mp4ファイルを最終的にちゃんと提出できたのが驚きです(さらに最優秀賞まで……)
複数分野を組み合わせた創作の流れ・進捗管理など、課題を残すとともに勉強になりました。TAとしては何もしていませんが、終わりよかったのでヨシ!ですね
みんなも夏休みは田舎に行って双眼鏡を覗いてみよう。なんだか変な星が目に映るかも……
P.S. 運営へ : ブログの公開が遅れてすいませんでした