traP AdventCalendar 2016の21日目の記事です。
crotkazです。
2016年12月11日に行われた『アイドルマスター』ハイレゾ体験会というイベントに行ってきました。
このイベントはアイマスのハイレゾ対応ヘッドホンが発売する記念に7.2chシアターシステムというものでハイレゾ音源試聴やライブ上映をするというものです。
ここではその中での体験や聞いた話を書きます。
ハイレゾ初体験
会場の建物に入るとさっそくハイレゾ環境が・・・
今回参加した体験会と同時にアイマスのヘッドホンで試聴ができるようになっていました。
体験会が始まるまで少し時間があったので先にこっちでハイレゾ音源を聴いてみることにしました。
今までハイレゾに触れたことがなかったのですが、音質が良いと聞いていたので前から気になってはいました。
初めてのハイレゾ体験、一番最初に感じたことは、
"え、これ普通の音源と何か違うかな?"
よくよく聴くと高音が綺麗だなーとか吐息がとてもエロい!とは感じましたが、全体的には今まで聞いてきた音との違いは正直私にはわかりませんでした。
体験会スタート
しばらくして今回のメインである体験会が始まりました。
まずスピーカー2つを使ってハイレゾ音源が2曲流されました。
スタッフさんの話によると、「こういったものでは大抵の場合真ん中からボーカルの音が聞こえるようになっているが、今回聴いたアイマスの多人数で歌っている曲では一人一人がそれぞれ左右別々のところにいるかのように感じられるように調整されている」とのことでした。ハイレゾ音源が配信された時にはその辺も意識して聴きたいですね。
その後ライブのBlu-rayから4曲上映されました。この4曲では視聴者たちを取り囲むように配置されたスピーカー7つと低音用スピーカー(サブウーファー)2つを使う7.2chという環境で音を体験しました。
周り全体から音が伝わってきたり低音の響きを身体で感じたりととても臨場感のある良い体験でした。
こちらの音源にも音の出所に拘りがあるらしく、7つのうちの真ん中にあるスピーカーからくる音がほとんど0という本来はあまりやらないようなことをしているそうです。
スペックや数字に捉われすぎてはいけない
体験会の合間にスタッフさんからハイレゾ音源について誤解している人がいるとの話がありました。
曰く、**「ハイレゾだから良い、他の今までの音源はダメというわけではない。これは音響機器にも言えてスペックの高い機器を使うと音が良くなるわけではない。あくまでこれらは音の表現のこだわりをより引き出すものであって元が悪ければその恩恵は感じられずむしろ悪いところがはっきりしてしまう。ハイレゾはその多く入る情報の量ではなく、そこにどんな表現・こだわりをつめるかが大事。アイマスのハイレゾ音源ではそのこだわりがとてもすごいので是非それを聴いて感じてほしい。」**とのことでした。
私はまさしくその誤解をしていた人でした。ハイレゾだからきっと今までより良い音質で聴けるんだろうと思っていたのですが、そういうことではなくもっと作り手の意図を感じ取るというものだったんですね。
今回の体験会を経て
この体験会では良い環境で音を楽しむことができたのと同時にハイレゾに対する意識が変わってとても有意義な時間になりました。そして今まで感じることができなかったものをハイレゾで聴きたいという気持ちも芽生えました。これを機にハイレゾ環境を少しずつ揃えていきたいですね。
ちなみにアイドルマスターは2017年2月中旬からハイレゾ音源の配信が予定されています。皆さんにも是非あの吐息のエロさを感じてほしい またヘッドホンにつづいてデジタルオーディオプレイヤーもアイマスモデルが春頃に出る予定なので気になる人は是非チェックしてください。
アイドルマスター公式サイト