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2023年3月27日 | ブログ記事

今年度やって面白かったヴィジュアルノベル10選

この記事は15歳未満の方に不適切な表現を含む可能性があります。

この記事は新歓ブログリレー19日目の記事で、Hgame班新歓ブログリレー6日目の記事でもあります。

(3回目の)自己紹介

新入生もそうでないみなさんも、エロゲーマーもそれ以外のオタクのみなさんもご機嫌麗しゅう。22Bのノクナートンです。もし、またお前かと思っていただけていたら嬉しいです。
残念ながらお前誰だよってなってらっしゃる方がいれば、今日までに私が書いたブログ記事、「Hgame班新歓ブログリレー始まります」と「大学生ならエロゲくらいしろ」を読んでいただけると嬉しいです。
しかしながら、タイパ社会と呼ばれる現代、少しでも短い時間で的確な情報を欲する若者のニーズに合わせて、我々が変革していくことこそがこれからの時代を生き抜くために必要とされる能力であります。私が大学に入りたての頃は……(30分くらいあったので中略)……というわけで、簡潔に私が何をしているかを説明していこうかと思います。
私は、traP内で主にヴィジュアルノベルをプレイする活動と、ヴィジュアルノベルをプレイしろと他人に圧をかける活動に従事しています。

副業として、SysAd班でフロントエンドをやったりしていますが、今回の記事には一切関係ありません。
ついでにこの記事は特定の企業のプロモーションによるものではありませんし、もちろん本ブログの登場人物は全員18歳以上です。

何これ

昨日はHgame班が誇る逆張りオタクのYHz_ikiriくんが激おもろHgamesのネガキャンをしていたので、今日はシンプルに今年度プレイしたヴィジュアルノベルのなかで面白かったゲームを10個ほど紹介していきたいと思います。

この記事を見てウッキウキでプレイしてみたのにつまらんかったが!?ってなられると号泣しちゃって涙で地球水没しかねないので、世界平和のためにあらかじめ予防線を貼っておきますが、本ブログは私がプレイしていいな……ってなったゲームの紹介であり、ここ部分が大好きですみたいな作品もあるので、それが刺さらないとそんな面白くないみたいなこともあり得ると思います。

本編

よかったゲームを列挙していきます。順位は特につけていません。みんな違ってみんないいってやつです。金子みすジズムです
あと別に長文感想書いてる作品ほど面白かった作品というわけではありません。か、勘違いしないでよね!!

穢翼のユースティア

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ついこの間クリアした作品です。この作品あまりにも最高なのですが、最高すぎてネタバレをしてしまう可能性のある行為を一切したくないです。
しかしながら、オタクは好きな作品について語らないと死んでしまう習性を持っています。つまりは、めっちやオタク語りしたいわけです。今もユースティアの良さについて語りたい欲求を抑えるのに苦心しています。具体的には右手に怪我もしていないのに包帯を巻いている14歳が疼痛を抑える際の苦労と同程度です。

そういうわけで、語りたい欲求と、ネタバレ警察の板挟みに悶えていましたが、全強天才イケメン美少女スーパーハカーでお馴染みノクナートンさんの極彩色の脳細胞は世界の真理に辿り着いてしまうわけです。そう、全人類が穢翼のユースティアをやればネタバレする恐れは無くなるということを†理解†してしまったのです。
そうです。お察しの通り、現在このブログ記事はtraP新歓ブログリレーを穢翼のユースティア義務教育化推進協議会がジャックしています。

それで、この作品のどこが良かったかっていうともちろん全部なのですが、それで済ませるのは女の子に私のどこが好き?って聞かれて全部って答えるが如き愚行でしかありません。
ですので、どこが良かったかと問われれば、「普遍的かつ単純明快でありながら奥深いテーマを、最強の世界観の下で魅力的なキャラクターたちの生き生きとした台詞回しで単体としてみても、全体としてみても面白すぎるストーリーが展開されているんですよ。あっもちろんCGも音楽も安定のクオリティでしたよ」と答えます。つまりどういうことかというと全部よかったってことです。

いやもうこれに関してはこれ以上いうことないので、自分でやってください。そしてそのまま知り合い全員にことあるごとに布教する厄介オタクと化してください。穢翼のユースティア義務教育化推進協議会は新入部員を歓迎します。

終のステラ

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言わずと知れた超有名ヴィジュアルノベルメーカーKEYの最新作です。ストーリー分岐がないキネティックノベルシリーズではあり、文章量的にもフルプライスに比べるとだいぶ少ないですが、CG、特に背景の種類がめちゃくちゃ多くて臨場感がやばかったです。下にテキストボックスが表示されるタイプではなく、画面全体がテキストエリアになっているタイプの作品は初めてだったのですが、特に意識することなく読めたので、特に気にすることはないと思います。

ストーリーは、ポストアポカリプスの世界観で、無邪気なアンドロイドガールx現実主義者のおじさんの旅とかいう全人類大好きなやつです。それを田中ロミオが書いてるので、もうそりゃめちゃくちゃ面白いわけですよ。これもネタバレは絶対にしたくないので詳しくは言いませんが、あんまり他の作品にないような描写があって色々と考えさせられました。

イハナシの魔女

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ここで紹介する中で唯一の同人作品です。諸般の事情で沖縄で一人暮らしすることになった主人公が現地で出会った訳ありな女の子たちと、出会って仲良くなって、困難に立ち向かうというザ・王道なボーイ・ミーツ・ガールです。題名に魔女とあるように、西洋的な魔術の要素があるのですが、それと沖縄の伝承や習俗、社会構造などをうまく組み合わせて独特の世界観を構成しています。

全体としては、分岐はほとんどなく、ヒロインのストーリーを進めていくたびに、どんどん話の核心へと近づいていく形式となっています。セール中だと相当安く買えますし、クスッと笑えるような演出もあって読みやすいので、初心者の方にもオススメできます。

ハミダシクリエイティブ

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みなさんご存知キモ=オタク国の国技として世界的に有名なゲームです。私は別にキモオタクでもなんでもありませんが、このゲームは大好きです。

まあこのゲームの良さはシンプルでキャラが可愛い、これが全てです。実は結構良主人公だったりするんですけど、そんなのはヒロインの魅力を損なわないためのものでしかないわけですよ。俺もこんな風に美少女たちに囲まれていちゃいちゃしたいなーってなったら萌えゲーとしては大正解です。
あすみもかのちんもしおぽよももちろん可愛くてですね、あすみをよしよししまくって恥ずかしくて困ってる姿をずっとみていたいですとか、華乃がテンパってそうわよ!ってなってる姿をからかっていたいだとか、三浦大根先輩に三浦大根先輩って言って三浦大根で踏まれたいとか、そうゆう欲望が無いとは言いません。というかめっちゃしたいです。これ読んでる方にやる方法知っている方がいたら俺だけにこっそり教えて欲しいです。
けど、ですけどね、ひよりん。和泉妃愛さん。可愛すぎませんか?ひよひよ〜ってされると、俺の頭もひよひよ〜ってしちゃいます。いやわかってますよ、こんな頭悪い文章書いて脳みそ溶けてんのかと思う方もいらっしゃるってことくらいは。でも、でもですよ、ひよひよ〜ってされたらひよひよ〜ってしちゃうじゃないですか。ひよりん可愛すぎて頭ひよひよしちゃうじゃないですか。ひよりんルート結構ストーリーとしてもしっかり作り込まれれて結構いい話だったりするんですけどね。けどまあプレイ後に残った感情はひよりんちゅき!!だったので、やっぱりひよりんがただただ可愛いルートだってことで異論はないと思います。妹にガチャ天井まで引かせてもらったり、ご飯をお世話してもらったり、妹にキャリーされるの最高すぎます。ほんとマジで俺の妹可愛すぎません?人類最高の勝ち組です。まあいないとは思いますが、お前の妹じゃないだろとか無粋なことを言い出す輩がいたらシめます。主人公=俺なんだからなんの論理的破綻もなくひよりんは俺の妹に決まってます。いやそれにしても俺の妹可愛くないですか?ノリがめちゃくちゃよかったり俺のことちゅきちゅき〜って言ってくれたりしてくれてですね、ちょっと恥ずかしいんですよ?やっぱり、青春期ど真ん中ですからね、妹からストレートに愛情ぶつけられるってのは気恥ずかしいんです。だからいつもは結構そっけない態度取っちゃったりするんですけどね、でも本当はめちゃくちゃ嬉しいんですよ。大好きな妹にちゅきちゅき言われて嬉しくないわけがないんですよ。恥ずかしすぎて本人の前では大好きなんて絶対言えないですけどね。まあひよりんはこのブログを絶対に読んでないと思うのでここで行き場のない感情を発散させておきます。

ここまで長々と書きましたけど、結局言いたいことはヒロインみんな可愛いし特にひよりん可愛すぎるのでみんなもハミクリやろうねってことです。
追記:冷静になってから見返しているのですが、ここだけ怪電波受信してません?特に最初三人称で語ってるのに、途中から一人称で語り始めてるあたりとか

るいは智を呼ぶ

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これはストーリーもめちゃくちゃ面白かったのはそうなのですが、文章が本当によかったです。特に主人公のセリフがテンポがよくかつウィットに富んでいてよかったです。私もあんな感じの文章書けるようになりたいですね。
メインキャラクターたちもみんなかなり癖が強いのですが、全体として見るとかなりまとまっている印象を受けます。ストーリー的な話で言うと、メインキャラクターたちが信頼関係を築いていく過程がかなりしっかり描写されていてくれたおかげで、ヒロインたちに感情移入しやすくて助かりました。あと主人公が可愛かったです。

時計仕掛けのレイライン

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三部作なので正確には三作あるのですが、一作品として扱います。
兎にも角にも、このゲームは伏線の貼り方が秀逸でした。全体としては謎解きがメインのストーリーになっているのですが、それを成り立たせているだけのことはあります。ストーリーの本筋から外れた部分では若干ほんまか?ってなる部分もあったのですが、逆に言えば本筋はかなり綺麗にできていました。最初に読んだ時は、意識には登らない程度の引っ掛かりを与えつつ、ネタ明かし部分では、確かに!!ってなるような伏線が大量にあって楽しかったです。

キャラクター面で言えば、このキャラの役割被ってるよなとか、このキャラいなくても話として成立するなみたいなみたいなのがほとんどなかったのが好印象でした。
そういうの含めて、全体的にめちゃくちゃ考えられて作られたストーリーだなって感じてます。その分、第一作と第二作である黄昏時の境界線と残影の夜が明ける時では、謎を残した終わり方をされているので、全部まとめて一気にやっちゃうことをオススメします。

恋ではなく -It's not love, but so where near.

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なんというかこの作品はあんまりエロゲっぽくなかったです。やたらめんどくさい人間関係を描いていたりだとか、舞台がやたらリアリティあったりだとか、どっちかというと映画を見ている気分でした。いやまあ別に映画に詳しいわけではないので、個人的偏見に基づく映画像に近いなということです。
面白かった点としては、複数ルートがあるのに、ヒロインは一人だけというあたりです。サブキャラたちとの関係性によってルートが分岐していくシステムは物語の雰囲気とも合っていてよかったです。

あと、映画や写真が物語の主軸になる要素なのもあって、めちゃくちゃカメラとかフォルムの種類やら写真の撮り方だとかについて詳細な描写がありました。ライターがカメラオタクじゃなかったら絶対にここまでは書けないなっていうレベルのもので読んでいて楽しかったです。用語は初めて聞くものばかりでしたが、カメラ用語の解説集みたいなのもありますし、理解しなくても物語自体は楽しめるフレーバー的な要素なので、身構える必要はないと思います。

黄昏のシンセミア

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黄昏のシンセミアというよりも、あっぷりけ作品全般に言えることなんですけれども、メインヒロインと主人公の関係性が本当にいいですよね。一緒にいるのが当然という雰囲気出してて、相手のことを互いに理解してるあたりが本当性癖にブッ刺さってます。

翔子ちゃんルートもかなり好きではあるんですけども、やっぱりさくやルートが一番よかったです。妹というよりも、相棒とか自分の半身っていう印象が強くて一緒に過ごしてて安心するんですよね。
ストーリーは伝記的な世界観でありながら、ショッピングモールが駅前にあったり、別に閉鎖的で独自の風習が色濃く残った土地っていうわけでもないんです。だからこそ、伝記チックな部分の薄気味悪さが際立っていて引き込まれました。

システム面では、フローチャートシステムとフラグメントシステムがよかったですね。みんな大好きフローチャートのおかげで攻略サイトとか見なくてもルート攻略するが面倒にならなかったですし、取り残したイベントがないか気にする必要ありませんでした。フラグメントは、初めてだったのですが一方その頃みたいなシーンを物語のテンポを落とさずに好きなタイミングで見れるのは良かったです。どっちも、好きなシーンを好きなタイミングで見れるようにするシステムという面では似通っていて、好きなシーンを何回も見返してニヤニヤしてたりします。

海と雪のシアンブルー

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合格直後の去年の三月にやっているので、正確には今年度やった作品ではないのですが、かなり良かったので載せておきます。

主人公が、地元から離れた大学の推薦入試を受けているところから話がスタートします。
この作品の魅力は、主人公が卒業するまでの物語でありながら、物語の開始時点でヒロインのうち一人を除いて親しい関係にないというところです。当然、ヒロインたちと仲良くなっていくところからスタートするのですが、先ほども書いた通り主人公は数ヶ月後には地元を離れることがほとんど決まっています。それでもヒロインたちと関係を深めていくところがすごい好きです。終わりが間近に見えている関係性を構築していくのってなんというかキャラクターたちの「長くは続かないにしてもそこの時間が大切なものなんだ」みたいな感情が感じ取れて幸せになれるんですよね。

この作品は、登場人物たちに得意なことや好きなことはあれど、めちゃくちゃすごい才能を持っているわけでも、壮大な夢をもっているわけでもやたら重い過去を持っていたりするわけではなく、ありがちな悩みや不安を抱えているくらいです。だからといって浅いということでは全然なく、悩みや別れとの向き合い方にキャラクターの魅力が現れていました。
話全体としても、特別なことは何も起こらなくて、なんということはない日常がゆっくりと過ぎて行くって感じのストーリーで、大した事件は起こらないのですがそれでも別れが見えているからこそ日々を噛み締めていこうという気分にさせられました。

舞台に関しても、海沿いの冬の街という私の好みど真ん中で良かったです。冬の海の暗くて寒々しいけどなんとなく見ていて落ち着く感じとか大好きなんですよね。話の雰囲気もとてもよくマッチしていて心地よかったです。

蒼の彼方のフォーリズム

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21Bの@meraが、今年の冬あたりに「明日香......好きだ............」という詳しい記事を書いているので、ここではそんなに深くは語りません。時間もないですし。
こういうゲームにおいて全ヒロインがフライングサーカスという同じ競技の競技者だというのはかなり珍しい気がします。とはいえ、それぞれにそれぞれの飛ぶ理由があり、それを軸にしてストーリーが展開されているので、キャラ被りを起こしているわけではないので、読んでて気になることはありませんでした。

個人的に一番好きだったルートはみさきルートです。勝負をする上で絶対に持ってしまうような暗い感情の部分の描写に正面から向き合っていて読んでて最高に苦しかったです(褒め言葉)

ましろルートもかなり好きで、フライングサーカス部分の描写は一番好きでした。ああいうタイプのキャラのああいったストーリーってスポーツものの作品だとなかなか見ないのですが、そのおかげで架空の競技に対しての親近感が生まれている気がします。

終わりに

なかなかな長文を書きましたが、ここまで読んでくださった皆さん本当にありがとうございました。
ここを書いている時点で投稿日の22時過ぎでなんなら空港から家に帰る途中という限界執筆人間になっているのですが、なんとか今日中に出せそうでホッとしています。実はこの後、読み直してポストイメージを設定するというタスクがありますが、ChatYHzに投げてどうにかします。

ここで紹介したゲームを全部やれとは言わないので、気になったゲームを一つでもプレイしていただけると嬉しいです。できればそのまま沼に落ちて全部プレイしてください。

さ〜て、明日のブログリレーは、@H1ronoの「rustでライブラリ開発した」、@HetareNekoの「肺に穴が空いた話」、そしてHgame班から@YHz_ikiriの「一生に一度やっておいた方がいいノベルゲームは存在するか?」の三本です。明日も見てくださいね。じゃん、けん、ぽん!楽しみ〜

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