こんにちは。18Bのシロノーラです。入学してから自分なりに学んだことを書きます。すでにかける人にとっては当然かもしれませんし、画風によっては参考にならないかもしれません。箇条書きで淡々とポイントを書いていきます。まあ、気楽に見てください。
構図の決定
- 書き始めたばかりの人は、正面からの顔を描きがち(自分がそうだった)ですが、正面の顔というのはとても難しいので避けておいた方が精神衛生上よろしいかと。
- 構図のアイデアを挙げるときに、他人のイラストを見るのは非常に有効です。ソシャゲのカードイラストは女の子メインで描かれているので、助けになるでしょう。
- 体の向きというのはあまり大きく変わることはありません。イラストに違いを生むのは手・足・髪です。ですから、棒立ちしていたり、手が何もしていなかったり、髪が単調だったりすると、なんだかThe初心者な感じのイラストが仕上がります。始めたばかりだからといって怖がらずに、思い切った構図に挑戦してみましょう。
大ラフ
- 一番最初に描くものはシルエットです。プロの方々にはいきなりキャラを描き始める人もいますが、それは経験が豊富だからできることです。我々のように趣味で描くレベルならカッコ付けずにやりましょう...。
- 上のように、とりあえずどんな絵なのか自分に分かる程度で描きます。ペンは好みですが、不透明度をさげた大きめのブラシで大まかに描くのがおすすめです。
- 上の絵はiPadのprocreateで描いています。いわゆる落描きなので、上半身のみであまり動きのない絵になっています。
許して - 自分が描くようなロリ寄りの絵では等身は5から6等身で描くことが多いです。しかしながら、ロリキャラでも立ち絵になると足を長くしたりすることがあります。
- 顎から1等身で胸の下とへその間くらい、1.6~2等身で股下くらい、残りは膝でだいたい等分されるくらいです。
この絵は立ち絵なのでかなり足を長めにしています。今見返してみると頭が少し大きすぎる気がしますね... - 頭は基本肩幅より少し小さいくらいです。頭を小さくしていくとかっこいい系の画風になっていきます。
- 手は開いたときに顔の半分くらいになる大きさです。自分もそうでしたが、初めのうちは手が小さくなりがちなので気を付けましょう。
ラフ・下描き
- 大ラフで描いたシルエットを参考に体や顔や服を描いていきます。おかしいと感じたら、どんどん変形ツールを使いましょう。線画は基本的に下描きをなぞるので、今のうちに違和感がなくなるまで調整します。
- まず裸で描いて、その上に服を着せるのが基本ですが、ワンドロなど急いでいるときはいきなり服を着せます。
この絵は先ほどのシルエットからいきなり線画を描いています。 - 表情もしっかり描いておきましょう。
- 手は難しいので自分のを見たり、人の絵を見たりして何とかしましょう。
- 目の位置は、目の上が頭の半分くらいになるようにするとよいです。
顔について
- 顔の輪郭は大まかに3つの辺に分かれます。左右の顎と奥の頬です。それぞれの長さが大体均等になるくらいがバランスよく見えます(赤い線)。
- 前髪はカーブを基準に描くとまとまります(青い線)。
- 生え際フェチでない限り、顎から耳のラインは横髪で隠すことが多いです(緑の線)。
目について
- 目の大きさは目指す画風によって変わります。リアルに寄せたり、かっこいい系の絵を描くなら小さく、萌え系なら大きくします。
- 目の間は目が1~1.5個分くらい開けるとよいです。
- 斜めの顔を描いているときは、奥の目の幅を狭くします。それに合わせて眼球も細くします。
- 基本的に、目は下から上に暗くなっていくように塗ります。暗い部分の中に明るい色を塗ると、目のみずみずしさが感じられて今風な絵になります。
- 二重の線は多くの絵師さんが描いていると思います。線を描くだけじゃなく、その下に影も描いてあげましょう。
線画
- 強弱をつける線画と、細さをあまり変えない線画に分かれます。これは完全に好みの問題です。自分は強弱付ける方で描いています。
- 必ずしも線を閉じる必要はなく、あえて途切れさせるのも1つの手です。特に指など肌がくっついているところです。
- 液だまり(線と線が鋭角で交わるところを黒く塗る)を描くと線画に立体感が出ます。
- ペンは線をびしっとさせたいなら縁の鋭いペンで不透明度100%、線を強調したくない(塗りになじませたい)なら縁の柔らかいペンで不透明度を下げて描くとよいです。自分はクリスタでは濃い鉛筆を不透明度70%くらいで描いてます。
- 転写機能のあるソフトで描いているならどんどん利用しましょう。レイヤーを2枚用意し、上のレイヤーに描いていき、よい線が引けたらちくいち転写します。こうすると、うまくいった線を消すことがなくなります。特に、線と線が交差するときに力を発揮します。
塗り
- 適当にレイヤーを分けながらベタ塗をします。
- 影はエアブラシを多用しないように気を付けます。水彩筆やぼかしツールをうまく使いましょう。
- 髪の影は画風に大きく影響します。最近は頭の高い位置にも影を置く絵が多いような気がします。
- 髪のハイライトを緑や黄などカラフルにする絵も増えています。
- 髪の顔周辺の部分に肌の影色をエアブラシで乗せてあげると、肌とのなじみがよくなります。
- 髪は体の後ろに回っている部分の色を少し変えると遠近感が出るようです。下の絵は2枚目が首の後ろと腰の後ろを少し緑にしています。4枚目は肩の後ろの部分を少し紫にしています。
- 光が当たっている部分を明るい色で縁取りするのもよいです。
- 細かい髪は線画の上から描きます。さらさら感が出るのでぜひやってみてください。
- 正直、塗りは好きな絵師さんの塗りを参考にしたりしながら塗るのが最善です。自分の塗りというのはそのあとで探求すればよいでしょう。
最後に
模写しましょう。上手くなります。
明日はSolunaさんです。