この記事は、先日行われたtraPハッカソン2022冬の参加報告記事です。
メンバー
- @mera
今回は個人開発に挑戦しました。
作ったもの
ゴシックホラーADV「Lorette」
シンプルなテキストアドベンチャーです。
ゲーム画面
ゲームの説明
フランスの片田舎、パリから客人を連れて帰ってきた馬車引きの青年は、その帰り道に大雨に遭います。
どこか雨宿りできる場所がないか辺りを見回すと、少し離れた場所にお屋敷がありました。
そのお屋敷には一人の女性が住んでいます。
青年は女性に、雨宿りさせてくれないかと頼み、お屋敷に留まることになります。
しかし、この屋敷とこの女性には少々不思議なところがありました──。
毎晩彼女から語られる物語と、屋敷の探索を経て、青年は屋敷と女性の謎を解明していきます。
↓ここからダウンロードして遊べます!!!!!
zipファイルを解凍したら、中の「Lorette.exe」を起動してください。
Windowsでしか動きません。
開発について
シナリオ
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、とある文学作品を題材にしています。
グラフィック
背景は自前の背景資料集(著作権フリー)などから取ってきました。
開発環境
吉里吉里Zを使いました。
C++はおろか、ゲームプログラミング自体が初めてだったので、だいぶ苦戦しました。
開発スケジュール
最初に言っておきますと、期間内に完成しませんでした。非常に悔しいです。
12月11日(日曜日)
- シナリオを1万字書きました。
- コードの書き方を勉強しました。
12月12日(月曜日)
- シナリオを1万字書きました。
12月13日(火曜日)
- シナリオを1万字書きました。
12月14日(水曜日)
- 課題のせいで何もできませんでした。
12月15日(木曜日)
- 課題のせいで何もできませんでした。
12月16日(金曜日)
- シナリオを2万字書きました。
- 背景の設定のやり方を勉強しました。
12月17日(土曜日)
- シナリオを3万字書きました。
- ルート分岐するときのコードの書き方に苦戦していました。
12月18日(日曜日) 最終発表日
- 完成したシナリオをひたすらスクリプトに打ち込んでいました。
- ルート分岐が書けました。
12月19日(月曜日) 延長戦
- 背景の設定をやりました。
- セーブシステムの設定に苦戦しましたが、なんとかやり遂げました。
12月20日(火曜日)深夜2時
完成しました!!!!!!!!!!
作ってみた感想
滅茶苦茶しんどかったです!!!!!
けどその分、今までのハッカソンに比べて一番充実していた気がします。
僕はtraPに入ってから開催されたハッカソンは全て参加していて、今回は4回目でした。
その前の3回はというと、どれもサウンド素材とグラフィック素材の提供として参加していました。
基本的にプログラム担当の指示に従って曲や絵を提供していたのですが、どうにも「自分がゲームを作っている」という気にはなれず、どこか他人事のように考えてしまっていた節があります。
しかし今回、素材の調達からプログラム、更にはシナリオまで全部1人でやってみて、「ああ、確かに自分は今ゲームを作っているんだ」という気になれたので、今までで一番楽しかったです。
主にシナリオ制作が中心だったのですが、「これを読むプレイヤーはどう思うんだろう」とか「ここでこの演出があったらどう感じるんだろう」とか、実際にそれをプレイする人のことを考えると、なんというかずっとワクワクしてました(小学生みたいな感想でごめんなさい)。
ところで、僕には一本、今までプレイした作品の中でぶっちぎりで最高に好きなノベルゲームがあります。
それがTYPE-MOONさんの『月姫』(2000年)です。
今から20年以上前のゲームが今たまらなく好きなのですが、今回の作品も演出とかで少しだけ意識しました(時間が足りなかったので、あまり手の込んだことはできませんでした)。
もし同じように月姫をプレイされた方の中で、今回の僕の作品にも触れて、「この辺意識してるのかな」とか思っていただければ幸いです。
ちなみには僕は月姫のヒロインだとアルクェイドと翡翠ちゃんが大好きです!!!!!(もちろん他ヒロインも好きです)(リメイクでさっちんルートやりたいなあ)
最後に
読んでいただきありがとうございました。
そして主催の方々には、完成が遅れてしまって申し訳なく思っています。
次回はちゃんと期間内に完成させたいです。