この記事は新歓ブログリレー2020 49日目の記事です。
19Bのmazrean(マズリーン)です。
このブログリレーでは他に

を書いています[1]。
前回の記事で真面目な技術的な話題はこれでもかと言うほど書いたので、今回は趣味方面に全振りしていきたいと思います。
というわけで下の2020/9/8に書いた百合漫画の勧めに続き、百合漫画の勧めⅡを書いていきたいと思います。

なぜまた百合漫画の布教するの?
「前回の記事で百合漫画の布教はしているだろ?もう百合はいいだろ?」そんなことを思う方もいるかもしれません。でも自分はこの記事を書きます。
それに百合漫画の魅力は記事一つで書き表せるようなものではありません。
また、あのあと読んだ百合漫画も紹介したいです。
今回の記事では2019/9/8に書いた記事を読んでいる前提でこれらのことを書いていこうと思います。
そのため、まだ2019/9/8に出した百合漫画の勧めを読んでいない方はそちらを読んでから戻ってくることを推奨します。
2019/9/8のあとに読んだ百合漫画
2019/9/8に記事を書いてから半年以上が立ちました。
当然、このあとにも多くの百合漫画が発売され、私も2019/9/8以前に発売されていたものも含め新たに百合漫画を読みました[2]。
まずは、その中から自分が気に入ったものについて書いていきたいと思います。
できる限りネタバレにはならないように注意しますが、うっかりネタバレが入ってしまう可能性もあるので注意してください。
Qualia -Envy-/-Jealousy-

私が以前に記事を書いたあとに読んだ作品の中で最も好きな作品です。
まずは、表紙です。実は私は本屋に行くまでこの作品が発売されることを知りませんでした。本屋でこの表紙を見た瞬間一目惚れして買ってしまいました。一度読んで2冊のテーマを感じたあとに見ると、更にその良さがわかります。
また、2冊の対比と百合の組み合わせが素晴らしいです。それぞれ羨望(Envy)、嫉妬(Jealousy)をテーマにした百合アンソロジーです。羨望と嫉妬、かなり違いが分かりづらい言葉ですよね。辞書で調べると
羨望
[名](スル)うらやむこと。「羨望の的となる」「他人の栄達を羨望する」嫉妬
[名](スル)
1 自分よりすぐれている人をうらやみねたむこと。「他人の出世を嫉妬する」
2 自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むこと。やきもち。悋気 (りんき) 。「夫の浮気相手に嫉妬する」
ともにgoo国語辞書より
らしいです。この「羨望」と「嫉妬」についてQualiaではそれぞれ、「あなたがくれたわたしの光(きぼう)」、「アナタが奪ったワタシの光(ねがい)」と題して描いています。この羨望と嫉妬の対比と百合の組み合わせが非常にうまいです。「羨望」と「嫉妬」という2つの感情と百合がうまく調和して、2つのアンソロジーを合わせて1つの作品に仕上がっています。目玉焼き先生のJealousyに入っている「あの姿を追い求めて」とEnvyに入っている「幸せな夜」はこの良い例です。
ぜひ、2冊合わせて読んで見てください。
私の百合はお仕事です!
こちらは既に6巻まで出ているコミック百合姫で連載中の人気作ですね。以前から読んでみたいと思っていたのですが、買うタイミングがなく読むことができていませんでした。
6巻まで一気に読んだのですが、思っていた以上に良かったです。成り行きで、嬢様学校の学生に扮した店員同士が姉妹となり清らかに美しく給仕をするサロン、「カフェ・リーベ女学園」で働くことになった主人公の白木陽芽を中心に「カフェ・リーベ女学園」の表裏での人間関係が描かれているのですが、これが非常に秀逸です。
かなりおすすめの作品です。
熱帯魚は雪に焦がれる
この作品は前回の記事でも紹介したのですが、どうしても言いたいことがあったのでもう一度紹介します。以前にも紹介したとおり、水族館部での小夏ちゃんと小雪先輩の関係を描いた作品なのです百合と扱われることも多いですが、自分は厳密には百合ではないと思っています。
それにもかかわらずこの記事に書いてでも、言いたいことは1つです。26話を電撃マオウ2020年3月号を買って読んでください。26話は、まだまだ紙媒体はなくならない、というより、なくなってはならない、ということを感じさせてくれます。以前からコマ割りが非常に良い作品だとは思っていたのですが、26話ではその良さが最も出ています。その良さが最もよく生きるのが紙媒体で雑誌のサイズのときです。自分は電子版でも読んだのですが、電撃マオウで読んだほうが数倍心に響いてきました。普段は単行本派なのですが、作者の萩埜まこと先生が「26話だけは電撃マオウで読んだほうが良い」とTwitterで見て、買ってよかったと思います。
26話だけは絶対に電撃マオウを買って読むことを勧めます。
やがて君になる
こちらも前回の記事でも紹介しましたね(おい)。
それでも自分が百合にハマるきっかけとなったこの作品が最終回を迎えたあとに書く、この記事でこの作品を紹介しないことは私にはできませんでした。
もともと「好きを知らない少女が出会う恋物語」というキャッチコピーで売り出されていたこの作品ですが、最終回を迎えて思うのは「好きを知らない少女が出会う恋物語」だったのだなぁ、ということです。
この作品のことを作者の仲谷鳰先生は「これが私にとっての百合です!」と言っていますが、まさに百合のど真ん中を行く作品と自分は思います。
好きとは何か、という、「女性同士の恋愛」の漫画である「百合漫画」の最も重要で難しい部分であり、避けては通れないところですがそこに真っ向から向き合ったのが「やがて君になる」という作品なのだと思います。
ただ、なかなかこれ一本で勝負する百合漫画も少ないので、百合漫画の王道であると同時に異端でもあるのがこの作品なのかもしれません。
この作品に出会えて本当に良かったと思います。仲谷鳰先生の次回作は百合漫画ではなくなるそうですが、これからも応援しています。
まとめ
書き終わってみると紹介した4作品中2作品が前回と同じになってしまいましたね…
この記事を読んで百合漫画を読みたいと思う方が増えることを願っています。
明日はnoshi91さんの記事です。お楽しみに!